バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

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ご感想「もっと美しく動きたい。一歩ずつ進めている感覚を幸福に思います」

バレエを大切に一から学んでいきたい…そんな女性の方々が、レッスンに足を運んでくださっています。

こちらの写真の受講生さんも、お人柄がとても素敵で気品ある雰囲気が、まるで生まれつきバレリーナのような方です。

バレエのワークアウトは少し受講したことがあるけれどもほとんど知らないことがいっぱい、ということで、10回コースの個人レッスンを進めてきています。

ある日のレッスンが終わったあと、素直な思いを綴ってくださいました。

先日のレッスン、心底から楽しめました。
身体の使い方等の気づきや、どうしたら改善していけるのかが明確になることが、とても有り難いです。

シニヨンにティアラ素敵に整えていただいて、心が弾みました。 普段よりも自然と目線が上がるようになったように感じます。

もっと美しく動きたいという気持ちが増すと同時に、
その難しさを知り、
そして、近づけるように頑張ろうということの繰り返しですが、
でも一歩ずつでも進めている感覚を幸福に思います。

大人からバレエを始めると、ほんの小さなことが奥深いということが、たくさんあります。

でも、大人バレリーナのみなさんにも今日からできることがありますので、

積み重ねていくことで、あなたらしい美しさが生まれていきます。

難しいこともあるかもしれませんが、それでももっと近づけるように頑張りたいと前向きになっていらっしゃること、

そして「一歩ずつ進めている感覚を幸福に思う」ということが、素敵だなと感じます。

私は、そのお手伝いをするプロセスが、とても好きです。

美術も、音楽も、文学も、美しいものに触れると、心が癒されるのと同じように。

受講生さんの美しさが磨かれていく姿に、私自身の心の栄養をいただいているからです。

もしもあなたがバレエをやったことがなくて、踊ることが不安であったとしても、あなたに合う美しさの引き出し方が必ずあります。

だから、おのずと、誰でも同じにはならず、あなたらしい美しさになっていくのです。

ゆったりと、優雅に踊るのが引き立つ女性。

キリッと明るく、キビキビとしたのが似合う女性。

叙情的な静けさが、どこか目を惹く女性。

実際には、もっともっと、言葉にできない感性を、誰もが持っています。

キラッと光る個性と、あなたの憧れるイメージも織り交ぜながら、バレエ流の表現手法で美しさを磨いています。

バレエで幸福を分かち合えるレッスンを、これからも大切にしていきたいと思います。

質問「バレエ教室で椅子に乗せた開脚をするのですが、やり方が心配です」

バレエレッスンを受けている方は、「このストレッチは無理すぎないかな?」「でも黙ってやるしかないな」と悩んだことはありませんか。

バレエを幼少から続けている高校生の方から、こんなご質問をいただきました。

開脚ストレッチの方法についてのお悩みです。

(お名前はふせて、一部を紹介させて頂きます。)

教室では、前後開脚をするときに、片足を椅子の上にのせます。
床の上で頑張って180度開ける程度なのに、椅子の上に足を置くと更にバランスを取るのが難しくなり、上手く体をコントロールできません。
先生は上から前足に座ってくるのですが、骨盤が少しずれていたり背中を真っ直ぐに保てなかったりするので、床で180度しっかり開けるようにしてからの方がいいんじゃないかと最近感じています。
先生は本当に厳しくて怖いので、例えやり方が間違っていても私は何も言えないのですが…
やっぱり椅子に乗せるのは床で開脚できてからのほうがいいですか??

ご質問ありがとうございます。

きっと、いつも厳しいご指導を受けていらっしゃるのですね。大好きなことに打ち込んでいらっしゃることが伝わってきます。

開脚のストレッチですが、ご指導のあり方にもいろいろあるので、これだけでは判断できないのですが、無理がかかっていらっしゃるかもしれませんね。

床でも「なんとか開脚できる」状態と、「180度を余裕でできる状態」というのは、けっこう違います。

なので、床でもなんとかできるくらい、というのであれば、たしかに椅子で角度をつけるのは負担が大きいかもしれません。

あなたを思っての先生のお考えもあるでしょうし、ご指導を受けられている立場としては複雑な思いもあることとお察しします。

ただ、いずれにしても、体の違和感については、ご本人にしかわかりません。

ヨガでも、「鋭い痛み」「違和感のある痛み」「呼吸が止まってしまいそうな強い痛み」については、怪我をする可能性があるので、やわらげるか避けるようにしようというガイドラインがあります。

バレエの世界だと、ダンサーの育成のために、厳しい指導が行われることもあるので、あなたが実践しているように、できるだけ指導してくれる先生のことを理解したり、素直に実践することはとても大切な姿勢です。

あまりにもひどくなるようであれば、先生にご相談することも、ダンサーには大切なスキルだと、私は思います。

お教室や先生方の考え方というのもいろいろですが《言われたことをやる》だけでなく、《自分で考えて判断する》《伝えなければいけないことはきちんと伝える》といったコミュニケーション能力も、ダンサーには大切なスキルです。

私自身もハムストリングスを伸ばしすぎて痛めたときには、2ヶ月くらい脚が前に上がりませんでした。しかもバレエを踊っていると開脚はつねにあるので、癖になってしまい(足首の捻挫も癖になってしまいやすいように)同じところを何度か痛めました。(前後開脚のポーズではありません)

いずれにしても、体にはどうぞ気をつけてくださいね。

これからも健やかに楽しくバレエを続けられることを願って、応援しています!

あ、ステキだなと思わせる空気感をまとうとき。

どんな人も、その人の持つ空気感ってありますよね。

明るくてハキハキしている人。

落ち着いている人。

緊張気味な人。

優雅な人。

女性は特に、こうした、人の持つ空気感・オーラには敏感な人が多いのではないでしょうか。

彫刻を見ても、なんだかそういう空気感ってありますよね。

日常生活でも、「この人といると、なんだか和むなぁ」とか

「この人とは、なんだか落ち着かないなぁ」とか

いろいろあるかもしれません(笑)。

バレエを踊るときには、演じる役柄にもよりますが、

優雅な踊りには、ふさわしい空気感をまとうことが大切になります。

「じゃあ、空気感って、どうやったら出せるの?」

そうなんです。それが、見よう見まねではわからないものなんですよね。

バレエでは、体の動かし方や、姿勢の取り方で、表現していきます。

だからといって、教科書に載っていることを丸暗記しても、それだけでは表現できません。

単調な動きは、ラジオ体操のようになってしまいます。

レッスンの受講生さんに表現を引き出したいときは、いろんなイメージから落とし込んでもらいます。

特に、単調な動きに深みを出したいときは、呼吸を感じてもらいます。

自分が息をするだけでなく、それが周りの人に見えるように動くのがポイントです。

すると、動きが、体操ではなく「踊り」になっていきます。

自分の体の周りの気体や、スタジオ・劇場全体の空気を動かすつもりで、目に見えない空気を動かすようにするのです。

空気なんか見えないでしょ、と思ってはなりません。するといつまでも変わりません。

バレエというのは、目に見える体の動きだけでなく、目に見えない空気の動きを見ている人に伝えられるダンサーほど、美しいものです。

「大人から初めているから無理」と思ってしまってはいつまでも変わりません。

私の受講生さんで、毎回真剣にレッスンをしてきたのち、急に見違えるように空気感が変わった方がいます。何人もです。

手の形、足の位置、姿勢の取り方、それらは少しずつ変わってきましたから、肉体の見た目が変わったのはもちろんあります。

でも、それ以上に、空気感が違うのです。

たとえ同じ体の姿勢をとったとしても、内面が変わるとレッスンで分かります。

私はその方の変化に気づいたとき、ご本人に意識を訊ねます。「変わったのかもしれないけど、はっきりまだ自覚できないです」という答えがとても多いです。

バレエの先生方というのは、生徒さんの気持ちの変化まで気づいてしまうくらいに敏感な感受性を持っています。

なので、もしいい変化を言われたら、まだ自信がなくとも自信を持ってみてください。

オペラ座のエトワールのように仕草を綺麗にしたいと思ったら、心でいっぱいにその美しさを感じてみてください。

心で感じていることが、あなたの表現になり、あなたの空気感になります。

ヨガでも、目に見えないプラーナというエネルギーを清らかにさせることを大切に考えますが

バレエの空気感においても、目に見えないものを感じるという意味では、すごく似通っているように私は思っています。