バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

美しさは自分の内にある。生まれ持った体を丸ごと愛すること

何にも強い美しさとは、外に探し求めるものではなく、自分自身の内にあります。

幸せが自分の内にあることと同じように、美しさも自分の内にあることを信じて、磨き続けることです。

あなたは、コンプレックスを感じたり、悩んだりしたことはありますか。

私は子供の頃から、身長が低いことと体型がずっと悩みでした。鏡を見てレッスンしながら、バレエを踊るために欠点をカバーすることをずっと考えていた子どもでした。

みなさんも、きっと多少なりともコンプレックスを持ったことがあるでしょう。

もしかしたら「気に入らないところばかりで好きになれない・・・」という方ももいるかもしれません。

女性が美しさを輝かせるために大事なことは、

コンプレックスも含めて、

生まれ持った体を丸ごと愛することです。

自分の体を深い意味で丸ごと愛する人には、自信がともない、内なる美しさが輝き出します。

自信を持つことは、美しさの一つの要素であり、そのためにどんな体であっても、まずは丸ごと愛そうとする意志が必要なのです。

普通、バレリーナたちは美しいプロポーションの女性ばかりで綺麗に見えると思います。

でも、実際は多くのダンサーがコンプレックスを持っています。

むしろ、人前に立つ仕事をしているからこそ、見られることを気にして、シビアに感じる人が多いです。

英国ロイヤルバレエ団でトップの座を守りながら踊り続けていた、プリマバレリーナの吉田都さんも、かつては欧米人女性のプロポーションと比べてご自身の体型をコンプレックスに思いながらも苦心されていたそうです。

吉田 都 一瞬の永遠 英国ロイヤルバレエ・プリンシパルのすべて

反対に、欧米人のダンサーたちは、長身で素晴らしいプロポーションかと思えば、手足が長くて全身のバランスが悪いと悩む人もいます。長身なダンサーは小柄な人に比べて、機敏さに欠けるので悩む人もいます。そういう人は、機敏ですばしっこい動きのできる小柄な体型に憧れるそうです。

つまり、どんな体で生まれても、100%満足するということはなかなか無いのです。人間は、「無い物ねだり」だということです。

コンプレックスにシビアなバレリーナたちは、あえて、とことん向き合います。

コンプレックスを改善できることは努力し、変えられないものには愛情を向け、個性という輝きに変えていくのです。

見て見ぬふりをして目をつむるよりも、「どうやったら自分らしく生かすことができるか?」と向き合っていくことで、唯一無二の美しさとなっていきます。

克服できるかどうかよりも大切なことは、愛し尽くすことです。

私自身も、自分のコンプレックスを子供の頃よりもうまく付き合いながら、愛するようになりました。

あなたも、もしコンプレックスがあったとしても、自分を丸ごと愛してあげてください。

世界でたった一人のあなたが、持って生まれた体を、好きなところもコンプレックスな部分も、丸ごと愛して認めてあげてください

あなたにとってのコンプレックスも、あなたの大切な人にとっては、世界で唯一無二の美しさであるかもしれません。

誰かの言葉が誰かを救うように、 あなたの生まれ持った体も人生も、ご両親や大切な人にとっては愛おしい存在であるはずです。

ヨガの心のように、あるがままを受け止めてみてください。

一人の命は、先祖から受け継がれた愛のバトンです。

愛に気づくことで、自分の内に宿っている美しさにも気づくことができるのです。

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