ストレッチ入門講座の前回講義「前屈編」では、太ももの裏側にある長い筋肉「ハムストリングス」について皆さんに学んでいただきました。
前屈のストレッチといえば、皆さんはどんなイメージがありますか?
一番多いのは、座ったまま前屈したり、立って床に手を伸ばすように前屈するものをイメージするはずです。
でも、実際には、前屈とはいろんなポーズに複合的に含まれていることが多いです。
講座で扱った前屈に関連するポーズは、この通りです。
まず、左端にある「基本のチェック」のポーズで、びっくりする人多数。
「簡単に見えるのに、すごく難しい!」
それもそのはず、太ももの裏側が伸びていないと、本当の意味で腰を立てて座ることができていないのです。
ぱっと見、腰が立てているかなとご本人は思っていても、まだまだ... ということが多いです(できている人もいます)。
また、腰を立ててしまうと、膝が曲がってしまうこともあります。
まずは、ご自分の現在の状態を把握することが大切。
それを、一人ずつチェックして、鏡を見ながら「できているところ」「できていないところ」をアドバイスして、修正していただきました。
一度にすべてできなくても、大丈夫。
今の自分の状態には、何を優先すべきなのか?この先、どう変化をつけていくのか?を理解することが大切だからです。
皆さんも是非、腰を立てて座る(長座)と呼ばれる姿勢を両足伸ばした状態でやってみてください。(写真は片足になっていますが両足で行います)
本来は、体幹・お尻の周り・背中・太ももなどいろんな筋肉を総動員させて初めてこのポーズが成り立ちます。
「ちょっときついけど、ここだな」というポイントがカチッとはまります。
「なんとなくやってみたけど、楽〜にできている」という人は、ふつう、必ずどこかが抜けています。
気になる人は、是非講座かレッスンで確かめに来てくださいね。