バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

退化する現代人の足の指。何歳になってもハイヒールをお洒落に楽しむために、足をエクササイズしよう。

いつも、バレエヨガやストレッチを指導していて、多くの人に当てはまるので、とーーっても気になっていることがあります。

それは、みなさんの足の指の力です。

ハイヒールを美しく履いてオシャレを楽しみたい女性には、何歳になってもヒールを楽しんで履いてほしい。だから、足を守るために、知っておいてほしいことがあります。

f:id:coruri:20160509143130j:plain

立っていたり、片足で立ってバランスを取る時に、足の指が曲がっていたり、指が浮いている方がとても多いのです。これは、足の指が使えていない状態です。

ほとんど、9割以上の方々が当てはまります。

あなたの足は、どんな形をしていますか?

  • 「土踏まず」がありますか?

  • はだしの足の指は、関節が曲がらずに伸びていますか?角度もまっすぐですか?

  • 5本の指の間に、スキマはありますか?

  • 指を「パー」に広げて、それぞれの指の間に1センチ以上スキマができますか?

  • 靴の中で、足の指が5本とも浮かずに底に触れていますか?

もし、1つでもNOがあったら、足の指の筋力が弱い可能性があります。

扁平足になってしまっている方は、元々の骨格だから〜と諦めている人も多いですが、実は足の裏や足指の筋力が非常に衰えているケースであったりします。

足の指をトレーニングするなんて、きっと今までに聞いたことがないかもしれませんが、私はバレエのトレーニングの中で実践して足指を鍛えたことで、姿勢の重心移動にも大きく効果が出ています。

本来はバレエのトウシューズを履いて立つためのトレーニングですが、今の多くの現代人に必要なエクササイズでもあります。

なぜなら、現代は裸足で歩くという機会がほとんどなく、靴やヒールで歩きます。道路も家もオフィスも舗装された真っ平らな地面ですよね。

つまり、足の指が退化していく環境を生きている、ということです。

退化すると、後で触れますが、体の健康にも悪影響が及びます。

動物たちは、自然の中で森や砂利やデコボコ道を歩くからこそ、人間の足もいろんな地面に対応できるように足の構造が進化してきました。

だからと言って、道路を凸凹に変えるわけにもいきませんし、女性ならばヒールを履きたい日もありますよね。

現状を理解し、じゃあどう行動していけばいいか?

退化していく足の筋力を、エクササイズという行動で改善していくべきなのです。

f:id:coruri:20160417190738j:plain

足の指・足の裏・足首周りの筋力が低下すると、どんなことが起こるか知っておきましょう。

  • 足の指(指の腹)が浮いたまま立っていると、かかと重心になり、骨盤が後傾して、腰痛の原因になる(腰痛持ちの方に多く見られます)

  • 足の歪みが、全身の姿勢の歪みに直結している(気がついていない人が多数)

  • 足首が傾いているので、動いている最中にヒザがねじれる→怪我の原因になる(ヨガやストレッチレッスンでもよく散見します)

  • 歩くとき、足首や足の裏や指の力で床を蹴る・着地する力が低下する→膝や腰に負担がかかりやすくなる

これは一部ですが、どれも、変化が目に見えにくいものばかりです。

こうした目に見えにくい変化が、あなたの未来の体に悪い影響を及ぼしてしまうのです。

テレビや雑誌などでタオルギャザーというエクササイズがよく取り上げられていて、ご存知の方も多いと思います。

でも、タオルギャザーばかりをしていると、逆効果のことがあります。

ぜひ気をつけて下さい。

足の指の癖が悪い方向へ助長されてしまうことがあるのです。

f:id:coruri:20160417192940j:plain

正直なところ、普通のヨガのクラスなどでは、こんなにマニアックなことは教えてもらえません。バレエもヨガもトレーニングしてきた私だからこそ、皆さんの足を一生健康に守るための筋力作りをご紹介します。

足の指と足の裏の筋力の力を効果的に目覚めさせる講座が、5月29日にあります。

当日は、皆さんの足の状態を一人ずつチェックして、アドバイスします。エクササイズに最適なゴムバンドもプレゼント致します。

空き枠、あとわずかです。ぜひこの機会に押さえておきましょう!

blog.coruri.info

f:id:coruri:20160419155138j:plain