バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

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【バレエ美人塾】バレエの基本姿勢(3)足の1番ポジション

バレエの足の1番ポジションとは、足の置き方の1つです。内ももを鍛えて、太もも・ヒップを引き締めます。

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バレエの基本姿勢 足のポジション 1番

バレエの基本の基本であるバレエの足1番ポジションを取り上げます。

バレエの足の1番ポジションの作り方

まっすぐに立った状態で、太ももを外に回して、アン・ドゥオールします。

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つま先を外に開いた形が特徴です。

ただし、気をつけたいことがあります。

つま先ばかりで開こうとすると、ひざが捻れて怪我の原因になります。

足の裏がゆがんだり、足の小指が浮いていたら、無理に開きすぎているので、要注意です。

大人からバレエを始めようとする場合は、特に、180度開こうと思わないようにしましょう。

そして、太ももから外に回し、脚の上から徐々につま先の方まで開いていくように心がけましょう。

同時に、ひざのお皿も外向きになっているように確認しましょう。

(応用)1番ポジションのプリエ

立ったままキレイに姿勢をかまえることも大事ですが、ここでは、さらに発展するために「プリエ」で見てみましょう。

バレエのレッスンでは「プリエ」という動きからウォームアップの練習をはじめます。

プリエは膝を曲げて伸ばす、スクワットのような動きです。踊りの中では、いろんなテクニックの「つなぎ」となる大事な動きです。

初心者の方は、1番のプリエで、股関節からしっかりと脚全体を外に回して、アン・ドゥオールすることを体に染み込ませていきましょう。

(↑動画:1分05秒〜1番プリエ)

ドゥミ・プリエとグラン・プリエ

1番のドゥミ(=小さい)・プリエでは、かかとを床につけて、ひざを横に開いています。

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かかとが浮かないように、おしりを突き出さないように、気をつけます。

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次のグラン(=大きい)・プリエでは、ひざを深く曲げて、かかとが少し浮きます。

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体が横から見て「く」の字にならないように気をつけます。頭も高くしておきます。

上半身は床に垂直で保てるよう、体幹を働かせましょう。

そして、ゆっくり立ち上がるときも優雅に伸びてきます。

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しっかりと、ドゥミ・プリエ(かかとをつけて、ひざが横に広がっている状態)を通って戻りましょう。

この一連の動きができるようになってこそ、1番で構える姿勢の基礎が出来上がってきます。

つま先だけ開いても、お腹やお尻がゆるゆるになっていたら、体幹が使えていない状態ですので、プリエをするとグラグラしてしまいます。

  • おへそをへこませて下腹部を引き上げる

  • 尾てい骨は突き出さないように斜め下に下ろすように

  • 胸と肩は広く保つ

これらを守りながら1番の姿勢で構えられるように練習していきましょう。

つづく

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バレエの足のポジション一覧↓

パラレル(6番ポジション)

1番ポジション(今ここ)

2番ポジション

4番ポジション

5番ポジション