梅雨。今年は雨が少なそうですが、それでも、すっきりと晴れない日が続いています。
それでなくとも、6月とちょっと体が疲れ気味になりやすい人も多いのでは?
仕事が忙しかったり、なかなかしっかり休めない人も多いかもしれません。
私も会社員をしていた頃がありましたので、気持ちがわかります。自分自身も、悩んでいました。
うまく気分転換ができないこともありますよね。
そうした経験をふまえて、ヨガやバレエでリフレッシュしたいという方々を見ていると、やはり人間は「自分を大切にする時間を忘れてしまう」のだなと思います。
自分を取り巻くいろんな人々、環境、状況、興味をそそられること、不安を掻き立てられること、いろんなことが存在しています。
一つ一つに対してどれだけ意識を向けるかは、本来自分自身が決めて行動しているはずですが、いつの間にか、見失ってしまうものです。
いつしか、自分の意思を持って判断することをあきらめてしまうと、「どうせこれはこうだから…」「もうどっちでもいいや」などと投げやりになってしまったり、考えること自体を止めてしまう。
だから自分自身を見失ってしまいます。
そんなときに、誰かにやさしく接してもらったり、大切に扱ってもらうことで、自分自身も大切な存在なのだと気がつきます。
たとえば、ホテルや高級レストランなどの素晴らしい接客でもてなされると、自分自身がとても丁寧に扱われている気分になります。
そして、優雅な時間を過ごすことでしょう。
本来は、誰かにもてなされなかったとしても、自分自身がみずから大切に扱ってよいはずなのです。
誰かに許可を得る必要もありません。
誰かに指示をもらう必要もありません。
自分の人生は、自分の意志で決めることなのですから。
私は、バレエにふれていると、自分の人生を大切に生きている実感が得られます。
バレエの所作が優雅だからというだけではありません。(私にとってはごく当たり前の動きになっているので歯磨きをするのと同じくらいの感覚です)
バレエにふれていると、日常のいろんな悩み、不安を忘れさせてくれて、無心になれるからです。
そしてもっと真面目に言うと、バレエを通して人生の成長をはかることを志してきたからです。
あなたも、バレエに限らなくてもいいので、自分の人生を優雅にさせてくれるものをぜひ持ちましょう。
子供の頃に好きだったことでも、ずっとやりたくてできなかったことでも、なんでもやってみましょう。
人生の幸福とは、今日の幸福を見つけることから始まるのです。