バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

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バレエ かかとを内向きにキープする力をつけよう

バレエの基本姿勢は、足のかかとを内側にむけてつま先が外向きになる形が基本です。

↓足のポジションを見てみましょう。

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1番〜5番の形が、バレエの踊りで使う基本のポジションです。

(「3番」という、かかとを前後に少し重ねる形は、現在は一般に使われないためここでは省いています。「パラレル」は姿勢を整えるためにレッスンだけで使い、踊りでは基本的に無い形です。)

1番〜5番どれも、かかとが内に向いて、つま先が外を向きます。すると脚全体が開いているような形になります。

古典をひもとくと、ロシアのバレエメソッドの祖であるワガノワは、こう書いています。

「始まりの状態の脚の五つのポジションは、広く知られている。それが五つであるわけは、外側に開いた脚で、つぎに続く運動をたやすく始められるような脚の位置は、この五つ以外には絶対に見出せないからである。」
ワガノワのバレエ・レッスンより

「つぎに続く運動をたやすく始められる」状態をつくること。

これが、まさにバレエを踊れるようになるために必要です。

重心移動をなめらかにするには、足(脚)の位置が大切。

なぜなら、足は体を支えるすべての土台なので、足の置き方ひとつでそこから生まれる動きが変わってしまうからです。

初心者の方でも、ていねいにレッスンしていくうちに、

足のかかとの向きが変になってしまうと、正しく踊れない原理になっていることが徐々にわかってきます。

(詳しくは、また別記事で補足していきますね)

脚を外向きに回し、かかとが内側に向く状態のことを、「アン・ドゥオール」(フランス語)、または「ターン・アウト」(英語)と言います。解剖学的な用語では「外旋」です。

よくある間違いは、つま先を開こうとして、足首だけで開こうとすること。

すると、足首と膝がねじれてしまいます。ひざの関節は、横方向にねじれるともろい構造になっていて痛めやすくなりますので危険です。

つま先の向きばかりでなく、かかとを内側にキープするように習慣をつけましょう。そのためには、内ももの筋力が必要です。脚のインナーマッスルとも言えます。

もし、内ももが抜けていると、かかとは真後ろを向いてしまいます。(=パラレルの形になってしまう=バレエとは反対の、内股の状態)

内ももは鍛えていくと力が入ってきゅっと硬くなるくらいに筋肉が発達します。「ぷにぷに〜筋肉がないな〜」という方は、がんばりましょう。

内ももが働くと、お尻の筋肉・体幹も同時に働いて、より細くしなやかなボディが作られていきます。

はじめは、うまくできなくてもがっかりしなくて大丈夫です。アン・ドゥオールは奥が深く、ダンサーもずっと訓練し続ける基本だから。

焦らないでいきましょう。

無理に真横に開こうとせず、その分、内ももを働かせて膝が曲がらないようにできる範囲で開き、かかとを内側にキープしていきましょう。

バレエを始めた方でアン・ドゥオールについて詳しく知るには、こうした本もわかりやすいです。

アン・ドゥオール (クロワゼ・レッスン・シリーズ3)

アン・ドゥオール (クロワゼ・レッスン・シリーズ3)

ワガノワのバレエ教則本(これは専門書なので、初心者の方は難しいかと思われます)

ワガノワのバレエ・レッスン

ワガノワのバレエ・レッスン

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