バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

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バレエ・ヨガでひざを守りながら動くために意識するポイント - 膝関節の構造と曲げる方向

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バレエや、ヨガをしているときに、「ひざを曲げる方向は、つま先と合わせるように」という注意をよく聞きませんか?

バレエであれば、「アンドゥオール」という形を守るためにもそうしているだと思う人が多いですが、実は、ひざの関節を守るためでもあるのです!

ひざの関節は、まっすぐ正面方向に角度が曲がるときにスムーズに動かせるようにできています。

これは、膝関節の右です。白いのが骨、青いのが軟骨、肌色は靭帯(腱)です。

正面に膝蓋骨(ひざのお皿の骨)がかぶさっていますが、これは膝蓋腱を通じて太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)とつながっています。膝を伸ばすときに膝蓋骨を覆っている膝蓋腱が働きます。正面方向であればスライドしてスムーズに動きます。

でも横に「く」の字のように曲がる方向で力がかかったり、ぞうきん絞りのようにねじれると、とても弱い構造をしています。内股になっていると、ひざがねじれやすくなります。

膝蓋骨(ひざのお皿の骨)の内側もみてみましょう。

膝の関節のジョイント部分は、太ももの大腿骨(上)と、スネにあたる脛骨(太い方)腓骨(細い方)があり、その間には半月板(青)という軟骨組織があります。半月板は、膝関節内での接触面を増やすことで、安定性を高めています。

もしも間違った動きで膝をねじってしまうと、このジョイント部分がこすれて損傷しやすくなります。

また、関節の側には、縦に靭帯がついていて、骨同士をずれないようにブレーキのように保護しています。内側も、外側も、縦に靭帯がありますね。(↑内側側副靭帯 ↓外側側副靭帯)

もしも膝を横方向に曲がる力がかかると、こうした靭帯も傷つきやすくなります。靭帯というのは、筋肉と違って回復が難しく、車のシートベルトのような命綱にあたる存在です。

膝の裏側にも、靭帯がついているのが見えます。(前十字靭帯、後十字靭帯)

このようにして、ひざの関節は神秘的で、機能的な構造をしています。

みなさんもバレエやヨガなどをするときには、膝を曲げる方向に気をつけて、まっすぐ正面に関節が曲がるように気をつけていきましょう。