バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

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「最も崇高な芸術とは人を幸せにすることだ」P.T.バーナム - グレイテスト・ショーマン

ずっと観ておこうと思っていた映画!「グレイテスト・ショーマン」観に行けました〜!前に、映画館まで行ってたのですが諸用で観られず、終了しちゃう前に行かなきゃーと、観てきましたよ。

ピンと直観を感じていた割には、まったく下調べ無しに観に行ってみました。バレエは事前に調べるようにしているけれど、映画は新鮮に観ることが多いです(笑)。

グレイテスト・ショーマンの主人公である、P.T.バーナムは実在した19世紀アメリカの興行師だったんですね。

彼の名言

最も崇高な芸術は
人を幸せにすることである

エンドロールの締めに出てきました。(細かい語句は多少違うかも?)

この感覚、クラシックの分野で活動する私にとっても、すごく共感してしまうことばです。芸術性の高さって何なんだろうか。技術と表現って何なんだろうか。バレエをやっているとそんな自問自答がやってくることもありますよね。さらには、わたしなんて何のためにバレエやっているんだろうか。バレエをやる資格なんて元々無かったんじゃないか。そう思ってしまうとすごーくむなしいし、孤独に悩みが渦巻いてしまいます。(しかも人には言えずに胸にしまいこんでいるはず!)

「絵理先生はまるで私の心が見えているのか?と思うくらいに、ブログを書いてくださることがあります。なんでこんなにリアルに分かるんですか?」と読者さんからメッセージをいただきますが、私も同じ生身の人間で悩んだ&これからもきっと悩むからです(笑)。

でもね、だからあらためて伝えたいんです!

でも、私が個人レッスンでもグループレッスンでも大切にしているのは、「楽しめること」そして、「バレエで幸せになること」

バレエは、幸せになるためにある、って、子どもの頃〜学生のあいだはそんな気持ちまったくありませんでした。自分が幸せに思えるか?という視点は全く無視して、バレエのために私は何を努力し変えていかなければならないんだろうか?と。自分よりもバレエだったんですよね。すべてはバレエのため、と言っちゃいそうなほどそういったダンサーたちの生き方に憧れました。バレエは幸せになるためにある、という言葉はダンサーからもあまり聞きません。むしろ、ダンサーになるためにどれだけ献身してきたのかという話のほうが圧倒的に多いんです。それに気づいたのは、ヨガ哲学とマインドフルネスを学んでからでした。

バレエを学ぶことはあっても、人生が終わる時に最終目的にすべきは、自分の幸せです。バレエの世界でどうか?他人の評価がどうか?そんなことよりも、この命を生き切って最後は自分は幸せだったか?この問いと向き合っていくのが、生きるってことなんだと思います。それをバレエヨガインストラクターとしてたくさんの人と考え、踊り、感じて、分かち合いたいのです。クラシックの世界は幸せよりも芸術至上主義に走りやすい。でも私はそれがすべてじゃないとホントに思います。バレエのために捧げたはずが、日常から幸福感を失い、絶望と挫折感に何年も苦しむ人がいるのを知っているから。人生それがすべてじゃないでしょう?純粋な楽しむという気持ちはどこへ行ってしまったの?もっと自由な視点があって良いじゃないか!という感じで、そんな人を一人でも応援したいという気持ちがあって。だから、クラシックの世界でも、人を幸せにするために芸術がある、と言い切れることはすごく大事なこと(勇気がいりますけどね!)だと信じています。こんなに脱線して熱く書くのは恥ずかしいですけど、でも、この気持ちが映画の主人公にすごく共感できたんです。

サーカスは見世物と軽蔑され批判も多かった時代に、独自の手腕で人々の心をつかむも、波乱万丈なことがあり全てを失い絶望に陥ります。それでも、彼を慕うサーカスの演者が家族のように団結していきながら、再建を支えられ、お金や名誉では得られない大切な家族との幸せを取り戻していく希望のストーリーでした。

ミュージカル映画らしく、歌とダンスでストーリーがつながっていきます。こういうスタイルに好き嫌いはあるのだと思いますが、ミュージカル映画はバレエダンサーとしても良い勉強になります。

思いがけず、バーナムの娘さんがバレエシューズを履いてバレエを習いたい…というくだりがあって、個人的にはとても嬉しかったですが♪ いつの時代も、バレエはみんなの夢なんだなぁと。それはまあ、置いておいたとして。

ダンスと音楽がどのように展開していきながら、視聴者の興味を刺激していくのか。そのスピード展開はバレエには無いもので、現代的なミュージカル映画だとどんな風に脚本を入れ演者を動かしていくのか?というパフォーミングアーツの観点で興味が湧くのですよね。

そしてさらに私は物語のあらすじもどっぷり見ながら感情移入しつつ浸るのが好きなので、こちらの映画でも途中きゅんとしたりハラハラしたり切なくなったりして楽しめました。

ダンスの振り付けについては、バーのカウンターでリズミカルにタップぽい調子でセッションがあるかと思えば、いかにもミュージカルのラブストーリーらしく男女のリフトもあったり。よく見ていると、バレエの「フィッシュ」も一瞬やっていましたよ。男性が女性を持ち、低く抱えてポージングする動きです。回転ではシェネに近い動きもありました。モダンな動きでも、バレエのテクニックができることで安定した技術が見せられるので、舞台人はバレエを学ぶ方が多いですね。

あとは、なにより、歌がよかったですね!

すごく背中を押されるような、元気が湧いてくる歌がいっぱい!!

初見なので全部は覚えられないですが、でも帰り道フレーズが耳に残っています♪

ささいな悩みが吹き飛んでしまいそうなほど、隙がなく痛快に夢を持たせてくれる映画でした!

あー、あきらめたらそこで終わりなんだ!!って。

今夜から始めなくちゃ!!(←見た人はわかりますね)

全力応援してくれますよ!

感想を書くつもりがたっぷり脱線しましたが、刺激を受けた様子はきっと伝わりますね。(笑)

たまには、クラシックだけでなく、現代の風をたっぷり吸い込んだミュージカル映画も楽しんでみてはいかがでしょうか。