バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

すべてに意味がある。バレエのためのヨガクラス

今日は、平日のバレエのためのヨガクラスでした!

まだ平日クラスとしては、初めての開催だったので、土日クラスのリピーターの方もいれば、バレエクラスは参加経験があってもヨガは初めて参加の方、または、初対面で参加の方など、かなりいろいろな方がいらっしゃいました。

バレエをあまりやったことがないけれど、ヨガなら参加したいという方もいらしたと思います。

バレエクラスとヨガクラスでも雰囲気はちょっと変わるものですが、さらに土日と平日でも雰囲気がちょっと違います(シャイな人が多いかな)。平日に初めてこれから参加してみたいな〜という方は、土日以上にゆるふわな空気ですので、遠慮なくいらしてくださいね♫笑

「ヨガというものに初めて触れる」という人を想定して、かなり解説を入れながら、ポーズの意味、体への効果を話しながら行いました。

ヨガ的には、本当ならば流れを止めないで進められるほうが理想であるため、解説というのは省略されやすいものです。

でも、流して全部通したところで、本来の目的がわからないまま「なんとなく気持ちよかった」では、もったいないと思います。

ヨガのもつ本来の意味や、バレエのために「なぜこれをやっているのか」を筋骨格でしっかり感じてほしいので、いまは初心者の方が多いほどその日は解説を多目にしています。

リピーターの方々には同じ説明になることもありますが、多少の幅を持たせていますので、自分でもすらすら言えるくらい定着していただけたらと願っています。(インストラクターになるためのスクールでは基本で学ぶことばかりです。)それに加えて、ダンサーの視点でのメリットを織り交ぜています。

今の時点では、シークエンスをコロコロ変えるよりも、基本のアーサナをバランスよく学び体で覚えていくことに重きを置いていて、同じポーズを行っています。

シークエンスのポーズ名を配布しています。レッスン中の録画ビデオも共有しています。

レベルとしては、ヨガを学ぶには基本のポーズばかりです。

ただ、やり方をきちんと理解して体で実現できるかどうか?が大きな鍵で、疲労度合いも影響します。

たとえば、怠けようと思えば、いくらでも楽に外すことができてしまうんです。

だから、ジムでやったことがあるポーズなのに、一からスタンスを取り直してやってみると「こんなにキツイものだったんですね…!」「もっと楽してやっていました」と言われることが多いです。

大人バレエのみなさんの弱点を知っているからこそ、効果的にアプローチできるポーズを寄せ集めていますし、ポーズへの入り方も細かくチェックしているので、ふだん使わない筋肉がフル稼動します。

基本的な体づくりはもちろんのこと、私はバレエも指導していますので、バレエでいろんな踊りができるようになりたい人にはぜひ身につけてほしいポーズの集合でもあります。

本来のヨガはただストレッチするだけではないのです。よく勘違いされやすいのですが、筋肉の伸展も収縮もどちらも使います。バランスよく働かせるからこそ、体づくりに実用的なのです。

筋肉のバランスを整えるために筋トレもあります。柔らかくすることばかり考えているダンサーにとっては、ヨガは柔軟な関節をホールドする筋力を鍛えます。逆に、硬いダンサーにとっては、伸ばす練習になります。

動きの種類が豊富で、前屈、後屈、逆転、重心バランス、いろんなことをやります。

レッスンの流れ=「シークエンス」にも意味があります。その意味を感じてほしいので、「シークエンスを波で表すと何がピークなのか」「そのために前には何をしているのか」「クールダウンでは何を心がけているものなのか」それを今日は特にじっくりお話ししました(^^)

終わったあと、「細かく解説してもらえたのが良かった」というお声を何人もお聞きしました。

なんとなくやっているんではなくて、すべてに意味がある。

それは、ヨガにおいても、バレエにおいても同じことです。

残念ながら、多くの人にはそれを知る機会がないまま、流してしまっている状態になることが多い。

だからこそ伝えたいことを凝縮させています。

体は途中でついていけないときは、休んでOK。ヨガではそれがふつうで、当たり前のことです。このポリシーは、私はバレエのクラスでも貫いています。あるひとつのポーズがキツイときには、代替になるポーズ(=緩和ポーズ)も紹介します。すべては知ることから始まっていく。

次回の平日クラスは、7月18日(水)です。体の内側に向き合って整えたい方、ぜひお待ちしています。