バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

1日1回、呼吸の状態を感じてみよう

梅雨真っ只中の時期がやってきましたね。5月に夏のようなお天気が続いていたこともあって、「ここにきて上着がいるなんて…」と慌てて出した人もいるのではないでしょうか。私のワードローブも、ここ毎日ジャケットが大活躍中です。

低気圧が接近してくると体調が崩れやすくなる人もいますよね。どうぞお大事にしてください。

気持ちがふさいでしまうと、無意識に呼吸が浅くなってしまうことがあります。

1日1回、呼吸を感じる習慣をつけてみましょう。

人は思った以上に呼吸が浅くなったり早くなったりしてしまうもの。

呼吸は心身の状態を観察する手がかりになります。

呼吸を感じて「今ここを感じる」ということです。

私の場合、毎日レッスンがあっても、日々コンディションが変わります。

休み明けは疲労がない分身体の感覚を取り戻し中だったり、連続していると疲労がピークになることもあります。今までなかった異変が出ることもあります。

でも、自分の中での一定ゾーン以上に保ち続けています。

そんな中で、1日1回、呼吸を感じるようにしています。これは、些細なようで大切なことです。

呼吸の意識って、つい、忘れがちですよね。

忘れられるほど安定して呼吸ができているのは、体が健康な証拠であって、ありがたいことなのですが…(笑)

ストレスを抱えたり、焦っていたり、落ち込んだりすると、呼吸が浅くなって余計に思考がグルグル回ってしまうこともあります。

家で座っているときでも、カフェでも、電車で立っているときでも、歩いているときでも、なんでもいいので、呼吸を観察することを思い出すようにします。

習慣にしたい人は、なにか「トリガー」(思い出すためのサイン)を決めておくのもいいでしょう。私は電車で立っているときに窓ガラスを見たら姿勢チェックと呼吸は必ず行っています。鏡を見たらチェックするのは条件反射のようになってダンサーとしては役立ちます。

レッスン指導の前に体が上がらない日や時間がない日であっても、レッスンの前には呼吸を観察して、姿勢を正し、肋骨と骨盤の背骨のアライメント(位置)を確かめます。たとえぼんやりしていた頭の中も、マイナスからプラスへ針の方向が少しずつ触れていくように上向きになっていき、頭がクリアになっていきます。

すると、自然とウォームアップにもすーっと入っていけるのです。

呼吸がしっかりと整えられれば、姿勢も美しくなります。

コツは難しく考えず、心地よい気持ちで行うこと。好きな場所、景色、自然を想像しながら… 想像力は偉大なのですから!

みなさんも呼吸チェックをぜひ習慣にしてみてください。