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一流のバレリーナを育てるためにバレエが子どもの精神性を高める8つのこと

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バレリーナは自分自身を高める自己管理力に優れています。多くのダンサーたちは、子供の頃からそうしたメンタリティを養っています。

一見ストイックに感じるかもしれません。でも、日本中でたくさんのバレリーナを目指す子供たちがこれらを当たり前のように実践しています。それは、「夢」があるからです。夢を持つことで、肉体的な限界だけでなく、心の壁までをも乗り越えてしまうのです。

自分で自分を高めるための心の持ち方は、バレエに限らず様々なことに通じることなのではないかと思います。

1. 自分に集中する

集中していない時というのは、すぐにわかってしまいます。仲の良い友達やライバルに意識が向いてしまう時や、気持ちが散漫になっている時、時計を気にして早く終わらないかなと思っている時・・・。自分に集中していないと、目線が定まりません。体の軸も、体幹の強さも、生まれません。自分に集中することは、運動するための肉体的な軸を作ることと同じなのです。

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2. やらなければ始まらない

他人を見ていても、先生を見ていても、見ているだけでは始まりません。伸びる子は、すぐに真似をして行動を起こします。ぼーっと見ているだけでは理解したことにはならないのです。

3. 持てる力を出し切る

中途半端に手を抜いている時も、すぐにわかってしまいます。手を抜いていて上達しないのは、自分の責任であると教わります。持っている力を出し切ることが常に習慣になっている子は、当然上達が早くなります。意識の違いなので、年齢にはあまり関係がないものです。

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4. ていねいに注意深く

ポージングを作ったり、ステップを踏んだりする時、バレエでは繊細にていねいに注意を払います。なんでも雑に行ってしまうと、直すことができません全力を出し切っていれば、その段階を踏まえた伸びしろを作ることができます。そのためには、ていねいに注意深く物事に取り組む姿勢が必要なのです。

5. 昨日直したことを今日忘れない

昨日直したことがあったら、今日は忘れずに直し続ける注意力が求められます。昨日直したことが直っていないと、その先を指導してもらうことができないからです。癖になっていることは習慣になってしまっているので、つい気を抜くと忘れてしまいがちです。でも、昨日までの習慣を改善して、今日からは新たなベースを作るように向き合います。

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6. 他人への注意も聞いて自分も直す

自分に対しての注意は当然ながら聞き入れますが、他人の注意にも耳を傾けます自分自身も同じかもしれないからこそ、同じ注意をされないように意識するのです。

7. レッスン以外の日常生活にも意識を高める

レッスン以外の時間をどうやって過ごすかを自分で意識します。例えば、姿勢のことを注意されたら、学校生活や家での時間にも思い出して気をつけたり、鏡を見て復習します。食事も、どんなものを食べたら体力がつくか、バレエのレッスンのためになるか?と思いながら、生活全体を意識するようになります。

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8. 感謝の気持ちを挨拶に表す

バレエの世界では、お世話になった人への感謝の気持ちを常に大切にします。ステージに上がって舞台が成功した時は、指導してくれた先生や、舞台の裏方で支えてくれているスタッフの方々、衣装を用意してくれた人、応援してくれている家族や仲間の存在があるからだということを認識しているからです。バレエを習うと礼儀作法が身につくといわれるのはそうしたことがあるからでしょう。

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