バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

どんなストレッチも美しくすることで、インナーマッスルが鍛えられる

ストレッチなどのエクササイズをするとき、しなやかな美しい体を作るには、どんなストレッチでも美しさを保つこと が効果アップの近道です。

バレリーナたちのストレッチは、単に機械的な体操…などと、やみくもに行うことはありません。

どんなストレッチでも美しく保っています。

それは、踊りを美しくするためでもありますが、 軸をしっかりと支え、体幹・インナーマッスルを鍛えるためでもあります。

バレエの特徴的なストレッチから3つ紹介します。

前屈で脚の裏側のストレッチ

前屈して、脚の裏側を伸ばしています。

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単に脚の裏側を伸ばすだけでなく、背骨を一つ一つ長く積み上げて引き上げたまま、背中を板のようにして前屈していきます。

体幹にある筋肉が働くからこそ、上半身のラインをキープしたまま、ストレッチに入ります。

前屈してお尻が後ろに逃げてしまうとハムストリングスの伸びが弱まってしまうので、実は、骨盤の重心が後ろに逃げないようにコントロールもしています。

サイドのストレッチ

ヨガでもよく登場する体側のストレッチです。胸と背中が広がって呼吸が深まります。

バレエのサイドのストレッチ。バレエヨガでも、体の脇を伸ばしています。

骨盤から肋骨を引き離すようにして上半身の側面をストレッチしています。

前や後ろに倒れたりせずに、軸を保ちながら伸びていきます。

腹筋や体幹を使う意識がないと、きれいに真横に倒れることができず、前寄りに丸まってしまいやすくなります。

Y字バランスの開脚

股関節を開いて片足で立つ、いわゆるY字バランスです。

ここまで開脚するには当然ながら訓練が必要ですが、ここで注目していただきたいのは、上半身です。

どんなに脚を上げていても、上半身の軸は必ず保ち、胸が丸まったり閉じることはありません

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股関節を開くからといって、股関節だけを考えればいいということはありません。

骨盤周りの腹筋・背筋・インナーマッスル・全身の体の軸などが総動員して支えています。

まとめ

どんなストレッチでも美しく行おうとすることで、しなやかな美しい体づくりに欠かせない体幹・腹筋・背筋・骨盤周りの筋肉が同時に鍛えられます。

体をゆるめたとしても、体幹などの筋肉がつかなければ、体の軸は作れません。

軸がないということは、骨組みのない家と同じことになってしまいます。

無駄を削ぎ落としたシンプルな体には、軸と体幹の筋肉が備わるものです。

それこそが、洗練された美しさを生み出してくれます。