バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

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【ヨガでストレスマネジメント】ストレスと体調の関係

昨今では、ヨガがストレスマネジメントに役立つことでも注目されています。よく、ヨガの生徒さんとも「最近ストレスで疲れていて・・・」というような話を伺うこともあります。

そこで今回のテーマは、ストレスが体に影響するメカニズムについて考えてみたいと思います。

ストレスとは?

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ストレスときくと、あなたはどんなことを思い浮かべますか。

例えば、大事なテストの前に緊張して、食欲がなくなったり、胃がキリキリと痛む…というようなケースなどがあげられます。

もう少し進むと、うつっぽい気分(産後うつなども含めて)になったり、落ち込みやすくなったり、不安な気持ちが毎日続いてしまうこともあります。

そんなとき・・・。ストレスが原因だと思うと納得した気がする反面、メカニズムがよくわからない気もしませんか?

私もモヤモヤした経験

実は筆者も過去にストレス性の不調を患ったとき、こうした「わかるようなわからないような」モヤモヤ感が拭えませんでした。

でも、ストレス反応の体内メカニズムを知ってから「なるほど、そういうことなのか」と納得しました。

脳内でのストレス反応と、全身の機能の関係については、知っているようで知らないこともあるのではないでしょうか。そうした方の助けになればと、理解している範囲でまとめてみました。*1

ストレス反応のメカニズム

ストレスは、このようなメカニズムで反応が起こります。

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1. ストレスの元=ストレッサー

よく「ストレスが原因で・・・」というフレーズを使いますが(私も日常で使いますが)、本来は心理的な負担の対象を「ストレッサー」と言います。
具体的には、身の回りで起きた出来事・誰かの発言・不安・困難・恐怖などにあたります。

2. 大脳皮質:負担の程度を評価

ストレッサーの存在を、大脳皮質で認知します。
どれだけ苦しい・恐ろしい・腹立たしい・悲しいことか、負担の程度を評価します。

3. 大脳辺縁系:感情が起こる

苦しい・恐ろしい・腹立たしい・悲しいことかの程度を評価すると、次に感情が起こります。

(例)
* とても苦しい(程度を評価)
* →不安・悲しい・不満 など
* →不快!(感情)

この「不快」という感情がポイントになります。

4. 視床下部:生命維持機構に影響

不快な感情が起こった後、脳の視床下部に伝達されます。

ここで重要なのは、視床下部が司っているのが生命維持機構であることです。


wikipedia 「視床下部」より引用(脳内での視床下部の位置。赤色で示す領域が視床下部。)

  1. 自律神経系(呼吸・睡眠・消化・血液循環・体温調節など)

  2. 内分泌系(ホルモン)

  3. 免疫系

どれも、わたしたちが生きるために欠かせない機能ばかりで、どれか一つでもうまく機能しなくなったら、不調どころか・・生死も危ういレベルの役割を担っているのです。


wikipedia 「自律神経系」*2

視床下部は、こうした生命維持機構に影響するからこそ、ストレスが全身に影響し、「ストレス関連疾患」*3が起こるのです。

体のSOSサイン

症状が比較的小さいうちは、軽く考えてしまいがちです。でも「未病」とも言われるように、軽い症状でも体の異変のサインでもあります。放っておくと知らぬ間に体が出すSOS信号を無視しているかもしれません。

この地球でたった一人の自分の体。ストレスとうまく付き合っていく術を、ヨガや生活習慣から見つけていきましょう。

*1:個人的な学びとしてまとめていますので、詳細は専門家に相談してください。

*2:図1: 右交感神経鎖と胸部、腹部、骨盤の神経叢とその接続。(Schwalbeによる修正後)

*3:高血圧、胃潰瘍過敏性腸症候群、糖尿病、心筋梗塞脳卒中、気管支炎、慢性扁桃炎、がんの発生・成長促進など (出典)改訂版 メンタルヘルス・マネジメント(R)検定試験II種(ラインケアコース)重要ポイント&問題集