瞑想に対する思い込み
しばしば、質問されることがあります。
「瞑想って、頭を空っぽにする感じですか?」
「空っぽにしようと思っても、なかなかできないんです」
お気持ち、とてもわかります。
結論から言うと、
瞑想は、頭を空っぽにすることが目的ではありません。
空っぽにしようと思うほど、頭は空っぽにならない
雑念を捨てなけば…と思ったり、
思考を空っぽにしなければ…と思うほど、
頭の中は空っぽになりません。
よくある例えですが、「〜〜を想像しないで」と言われたとき、一瞬たりとも想像しない人はいないでしょう。
もし、ピンク色のキリンを想像しないで・・・と言われたら、
途端にピンク色のキリンを思い浮かべてしまいます。
意識の仕方を間違えてしまうと、いつまでも集中することができません。
考えが浮かんできても、流せばいい
雑念や、考えが浮かんできたら、深入りせずに流してしまうことです。
私も勉強し始めた頃にどうすればいいのかわからなかったとき、
「青空に浮かぶ白い雲がどんどん流れていくように、
考えが浮かんでも流れてしまえばいい」
と先生に言われました。
空っぽにしようと思わず、受け流す姿勢を持つことで、落ち着きをつくっていくことができます。
空っぽにしなればならない、と思っていた方は、今日から意識を変えてみてくださいね。