ストレッチ入門講座を3/13に開催しました!
今回のテーマは、肩こり解消のストレッチと、股関節の開脚。
骨を観察したり、筋肉や体の構造から解説して、実際にたくさんのストレッチをご紹介しました。
いつもどんな部分が「肩こりになるのか?」「ストレッチが硬いのか?」をご自分で認識していただいてから、効果的な方法をご紹介しました。
資料と骨模型をじっと観察することも、イメージトレーニングの一つです。
(↑こちらはご参加くださった方の写真。掲載の許可をいただいております)
きっと見たことあるようでないような、肩甲骨...。
肩にある骨だとは知っていても、実際にどんな大きさで形で厚みがあるのかは、原寸大の骨模型を見なければ、わかりません。
「なかなかこういう模型を見る機会ってないですね」と言われましたが、きっと肩甲骨のイメージが具体的に感じられたはずです。
これは、右肩です。後ろからみた角度です。
二の腕の上腕骨と肩甲骨がジョイントしているのがわかりますか。
また、上についているのは、鎖骨です。
実際に骨模型まで観察してこだわる理由は、
体の中のことは、自分のことなのに、人は意外とわかっていないからです。
いまや、肩甲骨という骨の名前を知らない人はほとんどいません。
イラストで見たことがあったり、知識として「ここにある骨なんだ」と思うことはあっても、
体の中のしくみを体感できるほどに理解して、イメージできるかは別のこと。
体の中を具体的にイメージできるほど、高度で有効な、イメージトレーニングとなります。
運動機能を高める上で、アスリートやプロダンサーたちにとっても、イメージトレーニングとは大切なトレーニングです。
知ったつもりになるのではなく、正しく理解することが大切なのです。
そんな思いから、骨模型を実際に手にとっていただきました。
肩のストレッチ・肩こりに関連する背中や二の腕や首などのストレッチもご紹介しました。
終わったあと、「肩がすっきりしました」というご感想をたくさんいただきました。
肩がこるから肩だけやればいい、のではなく、肩に関連する様々なパーツを整えていくことで、効果的に肩こりを開放させることができるのです。
たとえば、首こりと肩こりはつながっているので、みなさん首のストレッチはなんとなくしたことがあっても、
私の方法は、8方向に首をストレッチします。
首にも筋肉の種類がたくさんあり、まんべんなくいろんな方向へ伸ばしてストレッチを行うためです。
筋肉は伸ばされない限り、自然に柔軟性が高まることはなく、硬くなる一方です。
首を横に倒すことなどはしても、前側を伸ばすのはあまりやる人がいません。
でも、そのストレッチのバランスの偏りが、
姿勢の歪みや筋肉のバランスの偏りになっていきます。
股関節の開脚については、次の記事につづきます。