バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

バーレッスンだけではわからないこと。

昨日のバレエレッスンでは、「眠れる森の美女」を踊りましたが

いつも違うバレエ作品を取り上げて、

毎回違うメンバーで

(お教室ではなくオープン制なので)

90分という短い1レッスンの中で仕上げます。

(いつも臨機応変に対応できるよう、踊りをいろんなパターンで考えておきます)

基礎の姿勢、ポジションを理解していただくことはもちろんのこと、

踊るって楽しい!

ということを、

響く方には、

言葉にできない次元まで

深く感じていただいている場でもあります。

どうやら、大人向けの初級バレエレッスンだと、

バーレッスンしか受けさせてもらえない

というお悩みを

誰にも言えないけれど、

ひそかにお持ちの方々がいらっしゃることが

最近わかってきました…

(正直なところ、そんなことがあるのか!と、びっくり)

よく考えてみたら、最近ではカルチャースクールやスポーツジムでも

バレエが受けられることが増えてきて、

エクササイズ(=スポーツ)の延長のようなレッスンも多いのだと思います。

バーにつかまって、ひたすら基本の足の動きをやったり、

運動量をかせげれば終わり、というような。

もちろん、それを目的にしている方でしたら、それでじゅうぶんなのです。本当に。

でも、「なんだか、???」

と感じている方も多いのが事実。

じゃあ、私は何が楽しくてバレエをするかというと、

踊ることが楽しいからです。

子どもたちは、もっとわかりやすいです。

ふつう、バーレッスンよりも、踊りの練習をしたがります。(子どもは素直。)

憧れのバレリーナのような踊りを真似したり

いつもと違う自分を演じたり

自由なイマジネーションを表現したり

それらが楽しいのです。

だから、バーレッスンだけだと、

バレエの楽しさって、ほんのわずかなのですよね。

昨日来てくださった方の中にも、センターで動いたことはほとんどないという女性もいらっしゃいました。

バーレッスンなどには出てこない、

踊りの作品ならではの

腕の豊かな表現や

ワルツのステップなど

楽しそうに練習されていました。

また、センター(バーにつかまらずにスタジオのスペースいっぱいに踊ること)

では空間を広く使いますよね。

だから

  • 空間を使うこと

  • 自分の立ち位置を感じること

  • 空気を動かすこと

これらも踊りをやって初めてわかることであり、

こんなに楽しかったんだ〜〜!!!

と目をキラキラさせてお帰りになります。

楽しいっていう気持ち、すごく共感します。

もし、あなたが、

「なんだか物足りないなぁ〜」と思っているのならば…

一回、踊ってみてください♫

今までのバレエのイメージは?

と思えるほど、

次元が、ぐぐっ!!!と、引き上がっていくはずです。