「大人になってからも好きなことをやりたい、でもこんな私がやってもいいのかな…」
行動するかしないで迷ってしまうことって、ありますよね。
特に、気の優しい女性には、年齢を問わず多いものだと感じます。
どんなことも上達して自分の身にしてしまう人は、
やらない言い訳よりも
やる理由をまっすぐに決めます。
どんなことにも、行動する前は不安がありますので、
やらないでおく言い訳は、誰でも見つけられるものです。
しかも、当の本人よりも、周りの人間の方がそれを指摘したくなるものです。
人間は、安心できること・安全にいられることを優先して考えようとするので、
現在置かれている状況よりも、困難なことや未知の事態が発生しそうなときには
好転する可能性が同じだけあったとしても、
リスクのことを先に考えます。
今の状況よりも変化する様子がありありと浮かびやすいからです。
心理学でも、人間がもつ安全欲求とは、本能的に優先されるものであることがよく言われますね。
未来には、今では想像できないような好転した日々が現実になる可能性が、潜在的に満ちています。
頭で想像しやすいリスクよりも、
心で感じる未来の可能性の方が本当は欲しいのに、
頭でっかちになるほどリスクが怖くなるのです。
私自身も人生で転機と思える局面が2つありました。
ひとつは、18歳のときにバレエ一本で生きることをやめて進学することに決めたとき。
もうひとつは、会社員という安定した立場を手放すことを決めたとき。
どちらも、先に見える未来はわかりませんでした。
トレーニングし続けてきたパフォーマンスを高く出しやすい体を手放すことも、
社会的に生活の安定しやすい会社員という職業を手放すことも、
判断するには時間がかかりました。
でも、熟考した上で私は可能性を選びました。
この2つの転機があったから、わたしの今の活動の軸があり、
いろんな方から「絵理さんにしかできないオンリーワンだね」と言われる強みが確立しました。
もしもあのとき、リスクを恐れて手放すことができなかったら、
今のバレエ美人塾でもヨガ・リトリートでも
喜んで楽しんでくださる皆さんに出会えなかったですし、
「絵理先生がいなければバレエを始めようと思えませんでした」
と言ってくださるバレエ美人塾の皆さんに、
今のような夢を叶えていただく場を作ることはできなかっただろうと思うと、
行動しなかった場合を想像する方が怖いです。
行動することを選んだ場合、いろんな理由がありえます。
それはあなたにとって「本音」であれば何でもいいのです。
そして、行動することを選んだ瞬間から、次の行動がどんどん生まれていきます。
行動することを選んだ瞬間は、その理由が正解かどうかわからなくとも、その後の生き方で正解にしていけばいいのです。
私の経験からですと、バレエは大好きだけれど、バレエ以外の世界にも触れて、より自分にしか見つけられない世界を広げたかった。
当時はまだ18歳。できるかどうかは分からなかったです。
でも、今現在になって、それは正解でした。
自分の生き方で、正解にさせてきました。
上達する人の共通点とは、行動する理由を自分の生き方で正解にさせていくことです。
他人に間違いだとかを言われても気にする必要はありません。言わせるすきを与えないでいいくらいなのです。
頭の中で想像することが現実になっていきます。
行動しようと思った理由を、その後の生き方で正解にさせていきましょう。