バレエ美人塾で大人からバレエを始めたみなさんが、最近は回転技の「ピルエット」にもチャレンジしています。
ピルエットとは、片方の膝を曲げて、駒のようにクルクルっと回ります。
まずは、1回転を安定して回れるように練習しています。
とは、1回転をきちんと回るのもはじめは大変です。
ほんの1秒くらいですが、しっかりと片足のつま先立ちで立っていないといけません。
(グラグラしてしまう人がふつうです)
360度を回っても、一切ブレないよう、体の軸をしっかり立てていないといけないからです。
そこで、無理なく練習するには、もっと小さい角度で回ることからマスターしていきます。
1/4回転
いきなり360度を回るのは難しいので、はじめは、90度=1/4回転からやってみます。
真横まで回るということです。
これで、まっすぐ正面に立つだけではなく、回転軸をつけていく意識を持ちます。
軸足にのって、ボディも軸足側の右・左半身を立てる練習をします。
1/2 回転
90度=1/4回転に慣れてきたら、その倍の180度=1/2回転をやります。
真後ろまで回ることになります。
先ほどよりも長い時間まっすぐに立てていないと、真後ろまで到着できません!
あげたパッセの足(膝を曲げて軸足の膝につま先をつけた形)を、回りきるまで落とさないようにします。
1回転
片足でつま先立ちして回ることに慣れてきたら、1回転を練習してみます。
こうして、小さい角度から回る練習をしていくのが大切です。
バレリーナは一瞬で回っているように見えるので、適当にやってるのかと思いがちなのですが、
この細かい練習を体験すると、みなさん、
「適当に回っているんじゃないんですね!」
と言われます(笑)。
きちんと基礎の立ち方をマスターして、
小さい角度からも細かく練習していくことで、
しっかりと回るテクニックを整えていくことができます。