バレエは基本のプリエ、タンデュなどのシンプルな動きを練習する時、はじめは手を横にします。 手を横に広げるのはとてもシンプル。でも、ついつい開きすぎてしまうことが初心者のの方にはよくあります。
2枚の写真を見比べてみてください。
左は、ボディの中心からみて、真横よりも後ろに開きすぎています。
右は、腕が丸くなっていて、前寄りになっています。(ボディの向きが少しのズレているのはご了承ください。)
このように、バレエの手はやや前めに開きます。
こうした腕の作り方を「構え」とも言います。
良い構えができていないと、基本がいつまでもできませんし、体の軸もグラグラしてしまうのです。
腕を開きすぎないようにするには
Before
腕が広がりすぎて、正面から水平方向に180度以上開いているような状態。これでは、ばれえのポールドブラ(腕の運び)を練習していくのに形が崩れています。
After 肘を真横よりも前にキープする
腕を横に開いてキープするときは、肘が真横よりも前になるくらいを目安にかかえましょう。
なにか、大きなビーチボールを抱えるような、腕全体を前に抱えるようにします。
二の腕と肘の角度に敏感になる
初心者で腕の力が弱い人でも、形をまねすることは割とすぐにできますね。
でも大変なのは、それをキープすることなんですよね。
「二の腕と肘が、今どんな角度・高さかな?」と、気をつけ続けることで、バレエの手の運びが綺麗になっていきます。
「足のことを考えていると腕のことを忘れてしまう」ということもあるでしょう。それは気をつけていても仕方ないですが、慣れていくうちに減っていきます。
バレエの手の練習、慣れてきましたか?
楽しく続けていきましょうね!