3月18日のバレエ美人塾グループレッスンでは、「ラ・バヤデール」というバレエ物語作品の、幻想の場のコールドバレエの踊りにチャレンジしました!
ハープの前奏がとても美しい音楽で、悲恋の切なさに満ちた場面です。
想像力を使って、しんみりと、でも愛情も湧き出すような…情緒たっぷりに感じながら踊りました!
みなさんとも、感受性と表現力が豊かな女性が多くて、集中力と美しさの調和のとれた特別な空気が漂っていました…。
レッスンの流れも、さくっとお見せします。
はじめにストレッチをしてから、基礎でプリエ、タンデュ、ロンデジャンブなどを練習します。
今日は、ヨガ「戦士のポーズ」の2番の股関節の外旋をプリエに応用する方法を説明しました。レッスンの後に、「いつもプリエだけでは分からなかったけれど、今日初めてすごくわかってびっくりしました」というご感想をいただきました。よかった!
このように、実際に受講生の方々から「わかりやすかった」と言われるトピックを、YouTubeでもシェアしていますので、動画も見てくださいね!
いつも素敵な方々が受講しに集まってくださるので、基本的に私はずっと笑っています…(笑)
基礎のレッスンもじっくりやりたいことはたくさんあるのですが、踊りの時間も確保したいので、要点をしぼってしぼって…お伝えしています!
ラ・バヤデールでは、実際にパリ・オペラ座の映像を見てイメージを膨らませたあとに、踊りを覚えていきました。
ちょっとしたポージングが、意外と難しいもので、わずかな角度を直すと、一段と見違えてきます。
アラベスクでプリエをして前進していくシーンをコンパクトにまとめて繰り返し練習。少し腰が疲れてきた人もいたので、カウンターポーズ(後屈の反対に腰椎をバランシングさせるストレッチ)を入れて休憩時間したり。
もちろん、初級レベルなので、アラベスクの高さは低めでチャレンジです。
みなさん、舞台のバレリーナがいかに高度な技術で踊っているかを実感されたようです…!特に先頭のダンサーは誰よりも回数多くアラベスクをやることになりますからね(笑)。
クールダウンのストレッチで呼吸を整えた後に、レヴェランス(お辞儀)で優雅にレッスンを締めます。
呼吸をいかに大きく使って、「呼吸のピークを感じる」ことを今日は重点を置きました。
呼吸には、ゆらぎのリズムがあります。
息を吸い始めて、ピークに達する瞬間。
息を吐き始めて、ピークに達する瞬間。
踊りの中では、ゆらぎの波のタイミングと動きを合わせることが大切。
特に、ポールドブラ(腕)は呼吸を表現しているといっていいくらいに調和させます。
それらの総まとめが、このレヴェランスに表れてきます…!
バレエが上達すると、レヴェランスが呼吸と音楽とで調和するように美しくなります。
バレリーナは、歩く、向きを変える、少し見上げる、などのちょっとした仕草がバレエの美学にならうように洗練させています。
でもそのちょっとした仕草を真似しようとしても、なかなか見るだけでは真似できないのですよね…!
「この、ちょっとしたことなのに…なんでできないんだろう!」とヤキモキしてしまうかもしれませんが、分解すれば、みんな流れが理解できるようになります。
こうした、バレエの名前もついていないようなつなぎの動きも、できるかぎり分解して、みなさんの体に染み込むようにお伝えしています。
今回のレッスンも、お疲れ様でした!
みなさんとも無理なくチャレンジでき、ご自身の内なる素質を引き出して美しく表現力ができていた、とても良いレッスンでした。
また次回は4月22日(土)、演目は「パキータ」のアダージオを踊ります。
また踊りにいらしてくださいね。初心者の方も、ブランクがある方も歓迎です!
※定員のため締め切りとなりました
(新宿マイスタジオにて・参加費3500円)