ぽんっと、自分をさらけ出せるほど、私は完璧じゃありません。
本当はこうやって動画で自分の姿を出すのも、はばかられるほどです。
でも、学ぶ人の立場になってみれば、ある程度の「踏み台」は必要。
「ならば率先して踏み台になろう」という思いで、発信しています。「目から鱗が落ちる」といってくださる皆さんの感想に感謝です。皆さんにはもっともっと先を飛び越えて…と願っています。
それでも、私が踊りたくなる理由は何だろう。
踊りでないと
外に出せない感情があるとき、
頭はからっぽになっていても
体が自然に動きます。
そのあと、すごく楽になるんです。
なにか、モヤモヤした感情が自分の外に出せた!という充実感に包まれます。たとえがおかしいんですが、感情を出産するかのような…(笑)
これは、私の感覚ですが、みなさんはどんな感覚がありますか?
ダンスが好きな人は、きっといろんな思いがあるのではないでしょうか。
踊りがあるから、エネルギッシュになれる。
発散できる。
自信が湧いてくる。
自分のことが少し好きになれる。
こういうことって、日常生活でせわしくなく追われていると、ついつい後回しになりやすいですよね。
気づいたら5年、10年と時が経ってしまう。
「いつかやろう」と思っていたのに、もう〇〇歳になっちゃった、と余計に弱気になってしまったりして。
私自身も大学を出て社会人として会社に勤めていたので、そういう気持ちもすごくわかります。自分もそうだったから。
でも、いろんな巡り合わせのおかげで、こうしてインストラクターという立場になることができた今、レッスンにはいろんな方がやってきます。
踊りたくてもバレエを挫折した人や
「バレエシューズ捨てちゃったんです」と言う大人バレリーナが
レッスンに来てすごく楽しんでいると
ほんとに、ほんとに、共感します。
どれだけ、ほんとうは踊りたかったか。
どれだけ、レッスンに来る前は不安もあったか。
どれだけ、楽しめたら気が楽になれたか。
踊りは楽しむためにあってほしい。
いくら鍛錬がいる世界であったとしても。
その折り合いを見つけていくことが私の道なんだと思っています。
私も、もっとさらけ出してみる1年にします。
踊るのを一度はあきらめてしまった人も、
もう自分にはできないかもと思ってしまった人も、
「大丈夫、私がいるよ!」と背中を押したいから。