「ルルベ」と言われたら、なんとなくつま先立ち…をやっているという方は、いませんか?
ルルベとはバレエで指の付け根を床につけてつま先立ちをする動きです。
とりあえずかかとを浮かせればいい、と思っている方が多いのですが、実は足の重心が変わるのですごく大事なポイントが2つあります!
動画
足が床にふれる面積が小さくなる
つま先立ちをすると、当たり前ですが、床にふれる面積が小さくなります。
かかとが浮くと、指の付け根から指先までの小さな面積に乗らなければなりません。
重心の中心点が前に12センチ移動する
かかとをつけて普通に立っていると、足にかかる重心の中心点はかかとの少し前にある距骨の近くになります。
(動画で足の骨格模型を見ながら説明しています)
でも、つま先立ちをすると?
重心の中心点は、5本の指の付け根の真ん中あたりになります。
例えば、24センチくらいの足であれば、前に約12センチ移動します。
体の12センチというのは、かなり大きい差です。
股関節、膝関節をその真上に移動させなければなりません。
それを考えずに、やみくもにかかとを浮かせているだけでは、重心移動がいつまでも安定しません。
ルルベ、ピケに立ってもグラグラしていまいます。
ぜひ次のレッスンでは、ルルベの重心移動を意識してみてくださいね!