シンプルなタンデュという足の動き。
動作足を前、横、後ろに出して戻します。
伸ばして出して、戻すだけ。
動きは子どもにもわかりやすいほどにシンプルです。
ただ、手と足の組み合わせ・全身の角度の向きを変えていくことで、
ポーズは何通りにも変化します。
右手と右足、左手と左足なのか。
左手と右足、右手と左手なのか。
手の高さは低いのか、高いのか。
客席側から見て、近い方を伸ばすのか、奥を伸ばすのか。
ポーズが変わると、印象が変わります。
印象が変わるということは、見ている相手(観客)に表現することが変わるということです。
バレエは、できることが増えれば、表現の幅が広がります。
同じ音楽でも、できる動きの組み合わせが多いほど、違う印象を与えることができます。
そうやって、バレエを表現ととらえると、またさらに楽しくなります。
静かなイメージなのか
飛んで跳ねる明るいイメージなのか
切なくて儚いイメージなのか
人を惹きつける魅力なのか
なりたいイメージを表現するには、体の言語、ボキャブラリーを使うことになります。
バレエのアラベスクが、ときには、愛となり、哀しみとなり、憎しみとなるように。
体でたくさん語れるように、いろんな動きやポーズの組み合わせを覚えていきましょうね。