今年は天災が多いですね… 北海道の地震にあわれた方々、どうぞお気をつけて、お見舞い申し上げます。
気持ちがガクンと落ち込んでしまうようなときは、呼吸に意識を戻してみましょう。
外出して歩いていてもなんとなく元気がでないとき。
楽しいことを見つけたいけれどなかなかそんな気力が出ないとき。
ぱたっと力が抜けてしまったとき。
無理に笑わなくてもいいのです。
その前に、自分自身のカラダをしっかり受け止めてあげるために、今の呼吸の状態を感じましょう。
しっかりリラックスできているようなときの呼吸と、比べてみて、どうでしょうか?
早くなっている感じや、浅くなっている感じがあったら、呼吸を1回ずつ数えながら、ゆっくりとお風呂の中でこどもと数えるように「いーち、にー、さーん、しー、ごー…」とゆっくりと5秒数えて息を吸い、また5秒かけて吐いてみましょう。
1分ぐらいでもかまいません。これだけ長くゆっくりと深呼吸を行うと、自然な呼吸に戻した後でも、行う前より穏やかに深くなっていきます。
人間は怖いものや脅威を感じた時は防衛反応をして体が硬くなったり、呼吸が早くて浅くなることがあります。
動物は本能的にもっている防衛反応なので、悪いことではありませんが、必要以上にストレスを感じ続けて日常的に過ごしていると、過剰になってしまいます。
常に意識が高ぶって、呼吸が浅くなり、ほっとした呼吸を忘れてしまいがちです。
3・11の余震が多かったころ、通っていたヨガスクールの講義中にも余震が多かったのを思い出します。講義を中断し、安全を確認できた後は、まずみんなで目を閉じて深呼吸の時間をとっていました。
日常の一人でいるようなときでも、ふだんの些細なときであっても、忘れないようにしたいものです。