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リラの精ヴァリエーションレッスンでみんな瞳キラキラでした!

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3月30日(土)は、眠れる森の美女よりリラの精のヴァリエーションでチュチュレッスンを開催しました!

春休み中の小学生さんも参加してくれて、大人も刺激いっぱいのレッスンであったかと思います!

リラの精といえば、オーロラ姫の幸福を祈り、魔女からの呪いを解く平和の象徴のような役柄。

みなさんから大人らしい優しい空気が漂っていました。

「リラの精ってどんな役柄なの?」という方のために解説しておきます。

「眠れる森の美女」の主役のオーロラ姫は赤ちゃんとしてこの世に誕生したときから物語が始まります。

リラの精は、第二の母のような見守り役なのです。

オーロラ姫が赤ちゃんのときに父母である王様と王妃様は祝福の宴を催します。リラの精率いる妖精たちと貴族たちが集まって、お城は幸せでいっぱい。未来のお姫様の誕生をみんなで祝っていました。

しかし、この宴に呼ばれていない人がいました。それは、悪者のカラボスという恐ろしい魔女です。「どうして私は招待してくれなかったのだ!」と怒り、宴を中断させたあげく、まだ赤ちゃんのオーロラ姫に不幸な呪いをかけてしまいます。「この娘はやがて針に刺されて死ぬ」と。国王は怯えて国中の裁縫針を没収して禁止することになります。

このとき、リラの精はみんなをなだめます。「大丈夫、死ぬのではなく、眠りに落ちるだけです。」と呪いからオーロラ姫を守る魔法をかけるのでした。

時は過ぎてオーロラ姫は成長し、16歳の誕生日を迎えました。オーロラ姫の結婚相手を探す年齢でもあります。結婚相手の候補たちがオーロラ姫に求婚しにやってきて、楽しく踊っているところへ、またあのカラボスがやってきてしまいます。でもみんなに見つからないように変装して、顔を隠し、オーロラ姫にそっと花束を渡すのでした。見知らぬ老人から美しい花をもらって喜んだのもつかの間、オーロラ姫は花束に隠されていた針に手を刺してしまい倒れてしまいます。カラボスの策略だったのです。でもリラの精が現れ、お城全体に魔法をかけます。オーロラ姫も、周りの人々も眠りに落ちるように魔法をかけました。

それから、オーロラ姫にふさわしい王子を見つけて、オーロラ姫の幻を見せながら「この美しいお姫様を助けてほしい」と連れて導き、王子が眠っているオーロラ姫に口づけをすると、オーロラ姫は100年の眠りから目覚め二人は愛で結ばれるのです。

ざっとまとめるとこんなあらすじです。

リラの精がいないとオーロラ姫と王子のハッピーエンドはありえないくらい、物語でとても大切な妖精なのです。

一生の幸福を授かることができるように魔法をかけることができる妖精、それがリラの精なのですね。

他にも妖精たちがいてソロを踊りますが、リラの精は大人びていてひときわ荘厳な雰囲気を醸し出すような音楽です。オーケストラの重厚な音色に、タンバリンが芯の強さを表現するかのよう。

リラの精のヴァリエーション - 「眠れる森の美女」 プロローグ: チャイコフスキー

リラの精のヴァリエーション - 「眠れる森の美女」 プロローグ: チャイコフスキー

  • チェコスロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団/アンドリュー・モグレリア(指揮)
  • クラシック
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes

日本文化にはやや慣れないと言われる3拍子ですが、初心者の方も聞き取りやすい優雅なテンポになっています。

みなさんとても熱心に覚えようと取り組んでいらして、私もうれしかったです。

レベルの幅はありますが、限られた時間の中で一人一人がチャレンジできるよう2人グループに分かれてトライしてできるだけ細かく見させていただきました。

マンツーマンならばもっと踏み込めるのですが、全員を見るので集合レッスンの限界はあれど、みなさんそれぞれから楽しかったとお声を聞けたのでなによりです。

またリラの精も開催したいです!

そして、4月28日にはヴァリエーションレパートリーレッスンも待っています。

皆さんの「持ち歌」的なヴァリエーションが1つでも出来て、練習会にもつながっていったらうれしいです。