森にいると、花や鳥の美しさにひときわ魅了されます。
そんなとき、「美しいな」と思える心のゆとりを持っておきたいとよく感じます。
上の画像はオカトラノオで、繊細な丸みとカーブが美しかったです。
心のゆとりがなくなってしまうと、人は身近にある美しいものを見つける余裕すら無くなってしまいがちだからです。
たびたび訪問しながら、もう少しいろいろと知りたいと思っていた矢先、乗鞍の自然保護センターで参考になる資料を見つけました。自然保護センターの職員さんとは前からつながっているのですが、久しぶりにご挨拶できて嬉しかったのと、「これはいいな!」と思い、買ってきました。
「上高地の野鳥」DVDとテキスト。自然保護センターで一部を上映してくださっていたのですが、なかなか実際に見るのが難しい野鳥の巣作りや雛、巣立ちの様子を映像にとらえていて、特にコマドリなどの雛がよろよろしながらも羽ばたきの練習をしたり、巣立っていく瞬間、巣立ったあとに初めて発する声などが収録されていて、思った以上に感動しました。
野鳥のヒナが巣立ちを迎えるというのは、当たり前のことかもしれませんが、どうやって巣立っていくのか、どんなふうに飛べるものなのか、あるいは幼い状態なのか、あまり考えたことがなかったので、自然の摂理にしたがって成長していく姿にきゅんとしました。
私はもともと特に野鳥ファンでもなかったのですが、乗鞍でアカゲラを見たり、キセキレイの巣とヒナを見たり、身近にいるのを体験して、もっと興味がわきました。
アルムさんで朝ごはんを食べていた時に、外の木にやってきたアカゲラ(?)さん。
アルムさんの花の横に巣を作ったキセキレイ。
原生林などでも、鳥の姿は見えなくとも美しい声があちこちから聞こえてきます。
ヨガ・リトリート in 乗鞍 - ホオジロさんの鳴き声をキャッチ🎵🕊 #ホオジロ #ヨガリトリートin乗鞍...
オーケストラの美しい音楽と同じように、鳥の生の美声は、CDなどの音声との美しさの違いに驚きます。
野鳥は、色やフォルムも美しいので、美意識のヒントにしたいなぁと思います。
みなさんもご興味あれば、ぜひご覧ください。