バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

バレエ仲間でペアワーク「相手のステキなところを見つける」

本日はシェヘラザードのヴァリエーションレッスンを開催しました!

作品表現のレッスンの一貫に、初めての新しいペアワークを行いました!

それは「相手のステキなところを見つけるワーク」です。

背景には、ヴァリエーションを踊るときにテクニックや完成度などに意識が集中しやすいですが、みなさん自身の内にある価値を見出してほしいと思っていることから、ペアワークにしました。

  • 相手のステキだな・チャーミングだなと思ったところ

  • あなた自身が踊ってみた感想

この2つをヴァリエーションの通し練習が終わったあと、紙に書いていただきました。

自分自身を見つけるのは意外と難しいものです。

でも、相手を客観的に見るということはわかりやすいものです。

レッスンではあら探しが過剰になったり、自分が動くということだけで必死になりやすいですが、あなた自身が内に持っているもの、すでに持っている魅力を磨いていくことも大事なことです。

他人からは魅力に見えていたとしても、あなた自身が気づいていないこともありますし、もっと実は磨くことができるものもたくさんあります。

また、他人を通して見る目というのが、自分自身に返ってくることもよくあります。

あなた自身がアーティストとして、ダンサーとして、のびのびと楽しんで踊るためにも、まっすぐな目線であなた自身を見つめて、自分を知ることが大切です。

過小評価しすぎても、厳しく見すぎても、そういう気持ちではゆとりがなくなってしまいがちですが、「今の自分なりのベスト」を表すことがあなたの魅力を映し出していくのだということにも気づいていただけるようなきっかけになるペアワークになればいいなとも思います。

こういうことはあまりしたことがない、という方が大半だと思いましたが、リピーターさん方の温かな信頼を私も頼りにして、思い切ってみなさんへ取り組んでいただきました。

ペアを作ってからのみなさんの空気が一気に変わりました。

個人戦という空気よりも、みなさんがいつも以上にお互いに励ましあえる空気に変わりました。

間違えてしまったり、うまくできないところがあっても、みんな同じ状況で今のベストに取り組み、紙に書いたことをお互いに伝え合っていただきました。ドキドキしながら、あるいは少し恥ずかしい気持ちもあったかもしれませんが、みなさんが自分の思っても見なかったことを伝えてもらったり、少し意識したところを見つけてもらっていたり、すごく和やかな印象になっていました。

みなさんからご了承いただいた相手のステキなところを載せました。

当日初めての取り組みを、相手を目の前にして、自分も踊り、なんとか言葉にしてレッスン後に短時間でまとめてくださって、みなさん本当にありがとうございました!

このペアワークを実際にやってみて、こんなお話がありました。

「自分のことはよく見えないことが多いけれど、相手のことをこういう目線で見てみると、いつか自分もそういうふうになれるかなぁって、思うことができました!」

「今日もシェヘラザード、楽しかったです! 普段他の方が踊っている時は、それを見て振りを確認することに全力を注いでいましたが 今日はその方の"踊り"を見ることが出来ました😊 時にはこのような見合うレッスンもいいですね。 ありがとうございました💕」

そんなふうな気づきにつなげていただけたらいいなと思っていたので、まさに感じて言葉にして私に伝えてくださったことを、とても深く感謝しております!

みなさんも、実際にペアワークをするかどうかは別にしても、レッスンを一緒に受けているお仲間さんとお互いにスポットライトを当ててあげるような感じで、前向きなオーラを出してみてください。難しいことはなにもありません。言葉でもいいし、あなたがそばにいる空気からも、伝わっていくものです。先生と生徒とは違う、「仲間」という意識はあなた自身にもはね返ってくるものがきっとあるはずです。