離乳食は赤ちゃんの性格によりますが、我が家はあっという間に食べて楽しんでいます。離乳食中期から後期に入ろうとしているところですが、大人と一緒に3食楽しく食べています。
ママやパパが大変だと「離乳食は大変、つらい」というお声もよく聞きますが、心配をよそにどんどん食べる子で、見ていると大人も食事のうれしさを実感します。(自分で食べるという段階になったら、食べこぼしが増えたりして、大人が大変なことも出てくるかもしれませんが…。)
だいたい用意したものは全部食べてしまい、おかわりがほしい時もあります。
離乳食をしっかり食べてくれると、作ってあげた喜びも倍増です。
どんな物を用意するかというと、炭水化物は手作りお粥をベースにして、野菜、タンパク質は豆腐・しらす・魚類・ささみ・卵など典型的なものです。
手作りだけでなく、市販品のベビーフードや、粉末の食材ペーストなども使って、どちらも併用しています。
離乳食を作ることに関しては、私も夫も料理するのが好きなので助かっています。
台所に立つ時間は私の方が長いので、大人のご飯を作りながら途中で取り分けています。
そのおかげで大人の味噌汁、煮込みスープ、鍋などが作りやすく、私自身のヘルシーな食事管理にも役立ってありがたいです。大人にも汁物や鍋物が作りやすいと、野菜をしっかり取れて身体も温まります。
赤ちゃんが初めて母乳やミルク以外の食べ物を口にする時は、感動しました。
ママのお腹から出てきて初日は10ccをやっと飲んでいたような子が、半年経つとホカホカのお粥や野菜を食べられるようになるのですから、食べ物をいただくってこんなに愛おしいことなんだなと実感させられます。
離乳食を嫌がる子もいると思いますし、それはその子のペースを尊重してあげることと思います。
我が家では初めての時からお粥を美味しそうにほおばり、大人が食べていたのをずっと観察していたけれどついに自分も食べられるんだとうれしそうにしていました。
現代では大人になり忙しく生活していると食べることも後回しになってしまうことがあるかもしれません。
赤ちゃんを見ていると、身体を作るのは一食一食この手で食べている物なんだなぁ…と再認識します。
もちろんヨガでも「あなたの身体は食べた物でできている」からこそ、食生活も大切にしましょうと説かれています。
それは高価であったり高級な物を食べましょうということではなく、新鮮な食材や作りたてのお料理などで元気なエネルギーを体に取り込もうということです。
また、土地のものや旬のものにはエネルギーが詰まっているとも考えられています。自然で加工しすぎない食べ物も推奨されています。
特別なことではなく、ごく当たり前に日本のお母さんが作ってくれてきたような食事を心がける…。
特に和食文化の日本人には納得しやすい考え方ですよね。
ライフスタイルや考え方によっては離乳食が負担なので市販品で全て済ませたいというやり方もあるでしょうし、それは家庭でのバランスだと思います。
私がヨガで最も大切と学んだ食べ方の話で好きなのは、何をどう食べたとしても食事を楽しむことです。
時には忙しくてきちんと料理できないとしても、食べるという行為を楽しむことで、単にお腹を満たすだけでなく肉体的にも精神的にも豊かな時間となり、その波動はきっと心身にも良い影響があるのだろうと感じます。
赤ちゃんにご飯をあげるときも気分に左右されてしまうことはありますが、赤ちゃんのペースを尊重してあげながら、一口でも味見できたら良かったねとしてあげたり、食べる量よりも赤ちゃんの気持ちを明るくしてあげることがいいのかなと個人的には思っています。
まだ食べることにも慣れていないし、消化機能も完全ではないし、まだまだ何より母乳やミルクがエネルギー源なので、眉をひそめてイライラせずに、大人もゆとりをもって接することなんだと学びました。
生まれて初めて食べるというのは人生にとって実は大きな変化。
食べるという行いをまっさらな気持ちで考え直す機会はなかなかないので、食べる姿を見せてくれていろんな気づきを与えてもらいました。