大人のみなさんはバレエレッスンに行く時、お化粧をしていますか?
私のクラスの生徒さんの多くは、レッスン着も普段着もふくめてコーディネートを楽しむこともバレエの一貫にされているので、十人十色、「ふだんはこんなの気ないのですけれど…今日は絵理先生に会えるから」という方もおられたりしてそれはもう本当にうれしいひとときでした。
バレエというと高級なイメージもされやすいところですが、決してブランドや高級なものにとらわれず、センスの方がずっと大切に感じます。プチプラでもおしゃれな人はおしゃれですよね。
お洋服やアクセサリーにあわせて、お好きなスタイルでメイクしている方が多いです。
もちろんナチュラル風なスタイルもいいですし、バレエの気分に合わせてで仕立てるのもいいですし、今日はすっぴん!でもまたその潔さがキラッと美しく、やはりその方に似合っているお姿というのが一番だなぁと心から思っています。
私はレッスンとレオタードにあわせて、カラーやラメも使ったりしながらメイクも遊び心を入れるのが好きです。
舞台メイクのような濃い化粧にはしませんが、そのまま街を歩いても自然体でいられて、華やかなレオタードにも調和させたいという気持ちです。
育児休暇から少しずつ復帰ということで、メイクアップのコスメ用品もアップデートしたいと思っているところです。
特にベースメイクは使用期限が過ぎてしまったり、新しいアイテムでもっと良いものがあるかなと探す楽しみもあります。
ファンデーションはレッスンの間に汗をかいたり乾燥したりと、肌には過酷な状況にさらされますが、崩れにくさであったり、落ちるにしても崩れ方が美しい感じのものを好んで使います。
とはいえ、カバー力が高いものやフィット感が強いと肌に対して重く見えるので、それが難しいところですね。
また、森のレッスンではUV対策もいりますので、要望はいろいろ入り混じってしまうものです…。
特に夏はまた厳しい暑さになるのかなと思うと、春夏を乗り越えるお気に入りを見つけて大事に使う楽しみを過ごしていきたいなぁとワクワクしています。
バレエを踊るときはどんなふうに踊りたいかをイメージすることはとても大事ですし、パフォーマンスをするならなおさらメイクアップやコスチュームにも気を配ることになります。
「わたし、メイクがもともとあまり上手ではないんだよね…」という方でも、かえってほんのひとさしのリップやチークが入るだけで、高揚感が生まれます。
そうした気分がキュン!と上がる感覚は、踊り心を養っていくのに必要なセンスです。
レッスンに行く時はほとんどメイクしないという方であっても、実は海外のバレリーナを育てる子どもたちのバレエ学校でも身だしなみを毎朝整えてくることを教育されていますので、そういう美意識の文化でバレエはできているんだなぁということも(実践するかしないかは自由ですが)バレエからライフスタイルへ刺激を入れるスパイスになるのではないでしょうか。