バレリーナの軽やかな動きは、足が大きな土台となって支えています。
高いジャンプから着地したり、つま先立ちで踵を浮かせたまま体重を支えたり、硬いトウシューズの中で足指を強く伸ばしています。
足には小さな筋肉が何層にも重なり合っています。
しっかりと足の筋肉を目覚めさせることで、バレエの動きが美しく安定して生み出されていきます。
末端冷え性で足の指が冷えやすい人にもオススメです。
ストレッチ用ゴム(セラバンドなど)を使った足のエクササイズの方法を紹介します。
足の指全体にゴムをかぶせて、息を吸って踵を押し出し、息を吐きながらつま先をぎゅーっと前に伸ばします。
このとき、足先だけ伸びればいいのではなく、体幹や体の軸を失わないために、油断せずに、しっかりと背筋を伸ばしてエクササイズしましょう。
とてもシンプルな動きですが、上半身は常に首筋と背筋を立てて、呼吸とともに足先を伸ばすことで、踊りの中でも美しさと全身の調和が整っていきます。
足の指を一本ずつ伸ばす
バレリーナのつま先は、とても繊細で動きだけでも語るほどです。
そうした細かいコントロールをするために、足の指を一本ずつ伸ばす方法があります。
バレエ トウシューズ ストレッチ用ゴムで足の指を一本ずつ伸ばす
足の指は、手よりもコントロールしにくいものです。 親指、人差し指、中指、薬指、小指まで、動かしにくい指の神経を目覚めさせていきます。 よく、靴の中で指が丸まっている人がいますが、バレエでは第1関節・第2関節を伸ばすようにします。
つまり、グーではなくて、パーになるように、指を伸ばすのです。
一本ずつエクササイズしていくと、伸ばしにくい指があることに気がつくでしょう。
時間をかけてじっくり向き合っていくと、意識すれば必ず伸びるようになっていきます。
足の指は見過ごされやすいですが、バレエが上達していくための、大きな秘密です。