ヨガ・リトリートで抹茶野点に使っている、陶器の茶器をお手入れしました。
「夏のあいだ、大活躍してくれてありがとう〜!」と心を込めながら。ひとつひとつ手にとって、布でくるみなおしました。花柄で器が明るくなった気がします。
この器は、わたしたち夫婦の親戚で、陶芸を教えている方にお願いして、お手製の茶碗をヨガ・リトリートに使わせていただいています。
手作りのぬくもりが大好きです。
伊羅保(いらぼ)
刷毛目(はけめ) 金継ぎをみると、物を大事に使うことを大切にしてきた日本人の素晴らしさを思います。
黒織部(くろおりべ) 織部は普通緑色ですが、こちらは黒色。白い部分は、釉薬をつけるときの五本の指の跡だそうです。面白い。実際に手に取ることがあったら、見てみてくださいね。
粉引(こひき) 粉引は特に、使うほど色合いが変化してくるそう。楽しみです。
温度・湿度や焼き上がりの状態などいろんな要因が混ざり合って、どれも世界に一つの色合い・形・質感をもっているんですね。
そして、茶碗といえるような仕上がりでないときは、飯椀(ご飯茶碗)にするそうです。茶の湯の奥深さを感じるとともに、器への心を感じます。
手作りだからこそ、仕上がりまでにいろんなストーリーがあって。
そして、使いながらも、またストーリーが生まれていく。
お茶をのみながら、初対面どうしだったのを忘れて会話が弾んだり、大切な人との絆が深まったり・・・。
そんな器たち、これからもどんなストーリーを紡いでいくのかな。
また次のリトリートでも活躍してもらいます。この記事を読んでくださっているみなさんにも、いつか手にとっていただけたらうれしいです。
焚き火とあたたかいお茶をのみながら、自然に囲まれる時間。心もほっとあたたかくなる気がします。