ヨガではゆっくりと全身を動かします。
ヨガを始めたばかりのお客様に「ゆっくりと動いた方がいいんですか?」と聞かれます。
日常生活でバタバタ焦って行動することの多い現代社会においては、特にゆっくりと自分の体をコントロールして動かすことで、瞑想のような心身集中の感覚を味わう方もいるかと思います。
もっと具体的には、こんな体に良いことがあります。
- 呼吸と合わせて体をあたため、怪我を防ぐ
- 副交感神経を優位にして体をリラックスさせる
- ゆっくりとポーズから戻ることで、さらに筋力を働かせる
一つずつ解説します。
呼吸と合わせて体をあたため、怪我を防ぐ
ヨガではゆっくりとした呼吸とともに体を動かします。
吸う息と吐く息のリズムに合わせて、体をゆっくりと動かすのを意識します。
すると、体がポカポカと温まってきます。
さして大きなストレッチでなくても、しっかりと吸って、しっかりと吐く。
これだけで体が温まってきます。
ゆっくりと動かして、体が温まっていれば、怪我をすることも減ります。
スポーツの前の準備運動
よく社会人がスポーツをして怪我をしてしまうのは、多くにウォームアップ不足があげられます。
運動前にストレッチすると良くない?ということも話題になりましたが、それは静的なストレッチを長時間すると筋力の出せる力が弱まりやすいということ。毎日トレーニングをしているアスリートなら顕著な違いがあるかもしれません。
でも日頃デスクワークばかりで運動不足な方や、猫背など姿勢が崩れている方、筋力に偏りがある方などは、まず体を歪みや筋肉のこわばりをとるなどニュートラルに戻す必要があります。
急に運動すると筋肉や関節の構造を痛めやすくなります。
準備運動として体をあたためるためのストレッチは、どんな人にも大切だと私は思います。
そうした意味でも、ヨガで呼吸とともに体をあたためるのは体を整える上でおすすめです。
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次回に続きます。
ヨガでゆっくり動くと良いこと(2)疲労回復・美肌をつくる副交感神経を味方に! - バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ
ヨガでゆっくり動くと良いこと(3)ポーズからゆっくり戻って、筋トレ効果アップ - バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ