バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

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開脚のダンスバンドは長さに気をつけて

今日はグループレッスンでパキータのチュチュレッスンがありました!

レッスンの様子はのちのちシェアしたいと思いますが、レッスンのあとに開脚用のゴムバンドを買いに行こうと思っているという生徒さんから相談がありました。

硬さはソフトとハードと種類があったり、長さも選べる場合があります。

自分にはどれが合うんだろう?と迷うときに気をつけていただきたいのが、硬さもそうなのですが、それ以上に長さが身長に見合っていることです。

身長は、レベルに関係ありません!

市販されているゴムバンドは開脚のためだけに作られているわけではないことを知っておく必要があります。

アラベスクや、ドゥバン、アラセゴンドの補助のために設計されていることもあります。

でも多くの人は、開脚したくて購入することが多いように散見します。

デベロッペ、アラベスクなどの脚を上げるポーズならばゴムの長さは手をつかむ位置でコントロールできるのでさほど神経質にならなくてもいいのですが、座って横開脚する場合には身長と脚の長さによってゴムの長さを本来ならば変えるべきものです。

でも、「あの人が使っているから…」となんとなくの基準で選ぶと、身長・股関節の骨の形・内転筋・靭帯の長さなどあらゆる要因で個人差がとても大きく、それを知らず「キツイけどこれで頑張らないといけないのか」と無理をかけていると、筋肉などを痛めるどころか、股関節のボール部分の関節包や股関節唇も痛めかねません。それは傷つけると修復が難しいので私の生徒さん方には必ず安全に取り組んでほしいと思い直接見ることができる場合には確認をお勧めしています。

それでも医療行為ではありませんし、判断は難しいのですが、明らかに身長に対して短すぎる場合・股関節の角度に対して短すぎる場合などがあります。

お店では、ソフト、ミディアム、と販売されていることがあるので、はじめはソフトにしたとしても、「いつかはミディアムでできるようになりたい」と思いがちです。それは、場合によってはとても危険なことです。ゴムの硬さと長さによって、伸びやすさが決定します。ソフトかミディアムかというのは、レベルとは別です。伸びやすさの度合いが、自分の脚に合っていることのほうがずっと大切です。

なぜゴムバンドを使って開脚するのかというと、180度開くダンサーには程よい筋トレになるからです。でもあまりに短すぎるゴムバンドを使ったとして、膝を伸ばすための筋力を使えるように感じるかもしれませんが、それ以上に関節を痛める可能性の方が大きくなりがちです。

膝を伸ばす力ならば、立った状態ゴムを足裏にかけてデベロッペしながらゴムを伸ばすことのほうが安全で全身の筋力のバランスをしっかり使うことができます。

無理にひらけないのに、ゴムもキツすぎて、膝を伸ばそうとすると、股関節の凹み方向に強い圧力がかかってしまい、なおかつ外転と外旋方向に外力で引っ張られてしまうので、危険です。

私はストレッチの補助的にバンドを開脚で使うことがありますが、それもあくまで補助です。強い外力に拮抗して傷つけるほどには使いません。多くのダンサーもそれ以上に内転筋やアンドゥオールのトレーニングをするならばゴムをかけたまま長座で1番ポジションにして鍛えることをしていました。そのトレーニングの方がおススメしたいほどですが、市販のバンドの長さで短すぎます。機会があったらまたシェアします。

こういう背景を知らないと、危険な状況が起こり得るな〜とつくづく思います。忘れないうちに書いておきました。