バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

振付家ジュール・ペロー 踊りにかける魂 パドカトル、ジゼル、エスメラルダ、海賊のバレエに携わる

振付家ジュール・ペローはロマンティックバレエの時代から、ロシア帝室バレエの成長期に首席バレエマスターも務めた振付家です。 名手のカルロッタ・グリジというバレリーナの公私パートナーとなって、ペローが振付をし、踊った数々の作品で、最も有名なのが…

エスメラルダの元になった「ノートルダムドパリ」読むならおすすめ本

ロマンティック・バレエの時代に誕生した「エスメラルダ」は、ユーゴーの小説「ノートル・ダム・ド・パリ」から生まれたお話です。 あらすじはバレエ化にあたって変化しているところもありますが、原作の舞台や時代の雰囲気をつかむのには、言葉で表現されて…

ヒューストン・バレエ公演前のプレ・イベントに行ってきました(光藍社さん主催)

ヒューストン・バレエ団の初来日が迫り、10/29,30に開催される本公演前のプレ・イベントとして、主演ダンサーのパフォーマンスとトークイベントにご招待いただき参加してきました! 筆者撮影 登壇のダンサーは、プリンシパルの加治屋百合子さんとコナー・ウ…

カルロッタ・グリジ ジゼルの代名詞となったバレリーナ

カルロッタ・グリジは「ジゼル」初演で有名になった、ロマンティック・バレエ時代のバレリーナの一人です。 当時の人気バレリーナ4人を共演させた「パ・ド・カトル」というバレエ作品になった一人でもあります。 カルロッタ・グリジの人生と、パートナーであ…

「ジゼル」ができるまで〜精霊のバレリーナ

バレエ「ジゼル」は1841年に初演されたロマンティック・バレエの最高傑作とも言われるバレエ作品です。 現代でも世界中のバレエ団がジゼルという作品をレパートリーにもち、たくさんの振付家が独自に改訂し続けて上演し続けるほど、クラシックの中のクラシッ…

アチチュード おとなのバレエ用語集

おとなのバレエ用語集 Attitude アチチュード 姿勢・態度の意味。 膝を曲げて空中に上げる形。 膝と足先の角度が美しいポーズ ひざを曲げる向きが大切 アチチュードの向き 1.ひざを外向き 2.足の甲も横に ひざのお皿が横に見えるように アラベスクと区別する…

バレエ史のマリウス・プティパってどんな人?

60作品以上を創作! “クラシックバレエの父” マリウス・プティパ マリウス・プティパってどんな人? 1818年~1910年 フランス生まれのバレエ振付師。 ロシアの帝室バレエ劇場で主席バレエマスターとして 60以上の作品を振付・改訂した。 マルセイユの 芸術一…

マリー・タリオーニと父振付家フィリッポ 〜トウシューズの始まり

ロマンティック・バレエの時代の先駆けで活躍した、歴史上で重要な父娘(親子)がいます。 それは、トウシューズでほぼ初めて踊ったバレリーナ「マリー・タリオーニ」とその父でバレエ振付家の「フィリッポ・タリオーニ」です。 よく二人のことを「タリオー…

「ラ・シルフィード」ができるまで マリー・タリオーニ主演・ジゼルへの影響

ロマンティック・バレエの時代の最初の代表作が「ラ・シルフィード」です。 1832年にパリで初演されました。バレエ史としては1830〜1860年がロマンティック・バレエの時期なので、初期の作品です。 白い妖精のバレエや、トウシューズの技術が誕生する時代で…

ポールドブラ Port de Bras バレエ用語 3つのポイント

おとなのバレエ用語集 Port de Bras ポールドブラ 腕の運びの意味。 流れるように手の動きをつけよう! 手でどんな風に表現するの? 手も足も覚えるのは大変だけど.. ポールドブラの考え方 爪の先まで意識 呼吸を感じる 3.気持ちを伝える しなやかな手には理…

ロマンティック・バレエとロマン主義 トウシューズの始まり・精霊・空想の世界

ロマン主義の影響を受けたロマンティック・バレエ 「ロマン」という言葉の意味 ロマン主義って、何? 美術のロマン主義 音楽のロマン主義 産業革命からの影響 ロマンティック・バレエの特徴 バレエ・ブラン トウシューズの始まり「ラ・シルフィード」発展形…

バレエのコーディネートを大人らしく遊ぶ

バレエの「クリエイティブなところ」ってなんだろう。 踊り、音楽、衣装、照明、舞台装置… とにかく夢だなぁって思います。 バレエレッスンでいってもクリエイティブなところって、いろいろある。体で試したり、リズムにのったり、表情を表現したりとか。 と…

バレエ古典を60以上作った「プティパ」バレエマスターの人生と功績(作品一覧)

ロシアのバレエは今では世界中に有名です。その「クラシックバレエの父」とも呼ばれる立役者で、ロシアのバレエ作品を60以上も創作した歴史上の人物がいました。 マリウス・プティパ Marius Petipa(1818〜1910) これまでのブログでご紹介した、アンナ・パ…