バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ミハイロフスキー劇場バレエでの舞台撮影

ロシアで今とても旬の躍進的な名門バレエ団、ミハイロフスキー劇場バレエの舞台撮影に夫が協力させていただきました!私も一緒に撮影活動のサポートをしています。「原典版パリの炎」「ナチョ・ドゥアト版眠りの森の美女」ともにいずれのキャストも素晴らし…

歓喜の歌 詩人シラーの人生

星彩歌の音楽ベートーヴェン交響曲第九番は、合唱の歌詞の題材になったヒントがありました。それは、詩人シラーが書いた《歓喜の歌》でした。 ドイツの詩人でありフランス革命期から以降、フランスでも熱狂的に愛されたというシラーについて紹介します。 htt…

しつこいレッスン(笑)

ベーシックレッスンでは、レベル1 、レベル2 ともにさまざまな基礎テクニックを順に練習しています。レッスンを受けるための前提条件は特にありませんので、参加者の経験はばらつきがあれど、各自の基礎固めができつつ目標が引き上げられるような内容を心が…

アートやバレエに対する検閲の例

https://www.facebook.com/312086792933474/posts/491764931632325 バレエやアート、文学などのあらゆる芸術分野において、国家の文化政策と検閲のバランスというのはその時代のアーティストたちに与えるインパクトが大きいなぁとしみじみ思います。 上の2枚…

クリムトから着想した《星彩歌》バレエ

11月16日(土)にArt & Ballet 第3弾となるクリムトをモチーフにした《星彩歌》をみなさんと踊りました!振付構成は私が行いました。 音楽はベートーヴェンの交響曲第九番、いわゆる「第九」として有名な作品を使いました。作品を作るまでのストーリーは、以…

夜会巻きのシルエットにさりげないリボン

シルフィーヌのスパイラルリボンを夜会巻きに巻きつけてみました。髪の毛の流れ的に、固定できるのかなぁ?と実験してみたのですが、ちゃんと付きました。 髪型のアレンジをいろいろ試してみているのですが、バレエは動きが激しいのでふだんのまとめ髪とポイ…

同じ曲でも、弾くのと踊るのとで「感覚」は変わることについて

ミュシャのArt & Ballet 《Lily〜ミュシャの夢》レッスンで踊ってくださった方よりご感想をいただきました。とてもうれしく読ませていただいています。 ヴァイオリンでタイスの瞑想曲を演奏したご経験をお持ちなので、どんな実感がおありだったのかが興味深…

花びらの立体感ピアスをバレエに。

レッスンの生徒さんで手作りアクセサリーの講師をされている方より、花びらの立体的なモチーフがかわいいパールピアスをいただきました。 バレエレッスンで使いやすいようにと、私の好みの樹脂ポストで制作してくださいました。イヤリングはとばしてしまいそ…

私が感じるクリムトとベートーヴェンの共通点

バレエ《星彩歌》の主題である、ベートーヴェンとクリムトという、音楽家と画家の2人の巨匠芸術家の共通点は何か…。 私が思うのは、保守的な伝統から離脱して新しい時代を開いたという点です。 クリムトは1862年のウィーン生まれ。 かつてのウィーンの街で…

《星彩歌》ベートーヴェン・フリーズの絵を予習しておこう!

バレエ《星彩歌》の主題であるクリムトの《ベートーヴェン・フリーズ》について、さくっと予習をしておきましょう! とにかく大きいが、展開はわかりやすい 第一場面 甲冑を纏う強者 第二場面 敵意に満ちた力 第三場面 この接吻を全世界に! 星彩歌は詩から…

この口づけを全世界に!ベートーヴェンが追い求めた愛情とは。

1815年ごろのベートーヴェン wikipedia 前のブログに続き、ベートーヴェンです。ベートーヴェンが変人のように見られていたというエピソードだけではごく一面にすぎないので、よりアットホームな人柄の面を紹介します。 こちらの第九の楽譜の冒頭に紹介され…

ベートーヴェンは幽鬼?と呼ばれてしまった珍事件

「ひとりの哀れな、そればかりか不幸なうえに、孤独で病にとりつかれた男、かてて加えてーその身そのものが苦悩と化し、この世のあらゆる歓びを味わうことを拒絶された男が、みずから歓喜を創る者となり、世界に歓びを送るのだ!」 ロマン・ロラン、ベートー…

晩秋の心は内省的?

落ち葉が積もり、羽織りものを使い始め、温かい飲みものが恋しくなる秋の終わり。 どこか不思議と、内省的な気持ちが引き出されることはありませんか? 最近の自分を振り返ったり、長期的な視野で見直すようになったり。 「年の瀬が近づいてくる」というよう…

第九が覚醒させる生命力

クリムトのベートーヴェン・フリーズという作品からArt & Ballet に起こす試みを今月みなさんとチャレンジします。 《星彩歌〜クリムトの歓喜》という作品。 そこで、何度も第九のあるシーンを聞いて、振付と表現イメージを膨らませています。 人間が生きる…

アーティスティックな時間

楽器を弾いている夫をみると、なんだか安心します。 本人は特段になにか猛練習しているわけではなく、暇なときに数十分弾いているライトな嗜み方。 なぜ本人でなく私が安心するのか?というと、趣味のためだけに楽しめる気持ちの余裕が残っているんだなとい…

【募集】2019年12月土日グループレッスンお申込スタート!Level 2、回転、オリジナルSnow Sweet

2019年12月の土日クラスの募集をスタートいたします!オリジナルの作品には、Snow Sweet というグラズノフ作曲の「四季」組曲をピックアップ!12月29日のレッスンごには、With Sylphynesを開催します。スペシャルなイベントを集めて、みなさまと一年の…

with Sylphynes ーバレエコーディネート試着会のお知らせ

今年の最後に予定しているスペシャルイベントのお知らせです。 いつもたくさんのコーディネートを制作してくださっているSylphynes のmoeさんをスタジオのゲストにお呼びしまして、生徒さんや視聴者の皆さんとmoeさんに感謝の気持ちを込めてバレエコーディネ…

ピアノが生まれる前、バレエはヴァイオリン伴奏でレッスンしていた

今でこそ当たり前となったピアノによるバレエレッスンの伴奏ですが、その歴史はまだ100年ほど。ピアノがレッスン伴奏の楽器として台頭する前は、バレエレッスンはヴァイオリンによって伴奏されていました。その歴史は17世紀初頭まで遡り、名ダンサーと…

夢を叶えるために、小さな夢から周りを固めていく

あなたの夢を叶えるために、周りの小さな夢を周りから固めていきましょう。 夢は他の誰でもない、あなたのもの。 せわしない日々で夢を持つことを忘れてしまったり、夢を持つ余裕がなくなってしまう大人はたくさんいます。 人に説明する必要はありません。 …

秋の夜長

レッスンが忙しい日々をさけて、ほっとのんびりする夜に気分があえばワインを飲みます。 夫とは好みが合わないけれど、自分だけの楽しみに(年一度くらいですが)買うのが「周五郎のヴァン」(山梨のグレイスワイン)です。 甘口の赤ワインで、作家の山本周…

【募集】2019年12月平日グループレッスンお申込スタート!プレポアントジゼル、クリムト、ベーシック

2019年12月の平日レッスンをご予約スタートします! 12月10日(火)プレポアント - ジゼル第1幕Va サンプル動画 こんな人におすすめ 12月5日(木)Level 1 バレエアントレ(スターター)レッスン Level 1 アントレ(スターター)クラスで目指…

批判を恐れたら、何もできない

人に批判されることを恐れるのは、あまり意味がないことです。 でも、批判されることを先に心配してしまうことはよくあることでしょう。 でも恐れてやめてしまったら、本当ならばもっとあなたのことを応援してくれる人にあたたかく迎えてもらえるはずの行動…

ゴッホ展

ゴッホ。 なんとなく、苦悩した生き様があるから、より共感を誘うのかなと思う画家です。 今回のゴッホ展の一番のインパクトはなんといっても《糸杉》。(右下のポストカード) 脈々と血管が沸き立つような力強い絵の具のデコボコ。 (ともに https://artsan…

成長の喜び

やろうやろうと思っていた勉強に取り掛かってから、日ごとの立体的な理解度が深まっていくのを感じられてとてもうれしいなぁと思っています。 別に新しいことではないのですが、学生の頃よりも深くリアリティを感じながら学べることが楽しいなぁと。そして、…

【バレエの仕事インタビュー】海外バレエ団公演企画するプロデューサーってどんな仕事?光藍社 戸塚彩夏さん

海外の名門バレエ団を日本へ招聘して全国各地での来日公演を多々企画・主催されている、光藍社様でお勤めの戸塚彩夏さんへインタビューをしました! バレエに携わる仕事は、ダンサーという職業以外にも多様に存在します。 「日本に来たダンサー達はどんな様…

最近の回転レッスンの成果

あっという間に11月です!ブログの更新が空いてしまいましたが、相変わらずみなさんとレッスンをし、YouTubeを公開し、研究や勉強会に向かうという時間を順にグルグル回る日々を過ごしています。 今日ははじめての回転強化レッスンでした!コツコツと本レッ…