ゴッホ。
なんとなく、苦悩した生き様があるから、より共感を誘うのかなと思う画家です。
今回のゴッホ展の一番のインパクトはなんといっても《糸杉》。(右下のポストカード)
脈々と血管が沸き立つような力強い絵の具のデコボコ。
(ともに https://artsandculture.google.com/asset/cypresses/zwEHXljwy3BidA?hl=ja&avm=2より)
でも絵の前に立つととてもやさしい気持ちになれる。
ゴッホが命をかけて苦悩しながら行き着いた絵だからこそ、動と静の「共存」を感じた。
単なる調和ではなく、野性的なパワーをキャンバスに閉じ込めたような印象で、糸杉の葉を揺らし雲が空で泳ぎ出そうとする動力が溢れ出してきそう。
これこそゴッホの躍動感なのだなぁ。
ゴッホが敬愛したというアドルフ・モンティセリの《陶器壺の花》の艶感あふれ出す肉筆も心に残る。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Adolphe_Monticelli-Flower_still_life-Google_Art_Project.jpg
生きることをアートに。
美術館もライフワークに欠かせません。