好きな言葉を紹介します。
ちょっぴり自信がなくても、えいや!と気持ちを込めて踏み出したいときに、自分の中で唱えたい言葉。
「どんどん下手にやりなさい。」
岡本太郎氏のメッセージ。
うまく作る必要なんかない。
かまわないから、どんどん下手にやりなさい。
その人独特の文体というものがあるはずだ。
絵ならその人の色。
ダンスなら、その身体の動きの物語る世界。
それは自分が発見し、確かめてゆくもの。
教わることはできない。
芸術は創造だというのはその意味だ。
何かを創り出したりチャレンジしようとすると、「うまくやろう」という気持ちはどうしても働いてしまうもの。
でも、「うまくやろう」と狙いすぎて、考え過ぎてしまったら、何も行動できなくなってしまう。そんなこともありますよね。
だから、どんどん下手にやりなさい。 という言葉が背中を押してくれるんです。
下手でもいいからやってみるという気合いが、すべてを前に進めてくれる。
教える仕事をしているのに、「教わることはできない」というのは私も常に意識していることですが、レッスンは学ぶ人が受け身の気持ちでは完成しないということ。
パの形や動きの方法は習うことができても、
自分の体を通して理解して、
「自分のもの」に消化していけるのは、自分自身。
他人が代わりになることはできない。
教える人は、そのサポート役であるということ。
「その人独特の文体というものを、自分が発見し、確かめてゆく」
それはダンス、バレエでも同じことです。
人生や年齢や経験をもっての自分なりの表現を探っていく。自分だけの正解を作り上げていく。
うまくやろうと変に考えすぎずに、どんどん下手でもいいという覚悟でやる。
行動したという事実が、その先に進めてくれる。
だから、考え過ぎて動けなくなってしまうなら、どんどん下手でもやってみよう。
大人になるほど、下手にやることのは恐ろしくなる。
傷つきたくない、恥ずかしいことになりたくない、自信がない、といった気持ちが邪魔をする。
でも、やってみれば、何かがわかる。
見えていなかった世界が見えてくる。
やるか?やらないか?、というモヤモヤ迷いではなく、
もっとこうしたい!もっとコレを進めたい!という明確でクリアなやりたいことが湧き出ていく。
やってみないとわからないことに出会える人生は楽しい。
そんな心意気を、バレエ美人塾のメンバーのみなさんは、きっと実体験を通して感じていることと思います。
「踊るのが楽しい!」
そんな楽しさも、勇気を出してやってみたから、自分の心でわかったことですものね。
勇気が湧き出る岡本太郎氏の言葉、またシェアしますね。