ヨガ・リトリートin 乗鞍のあと、乗鞍の一番高い山である剣ヶ峰の山頂 標高3,026m まで登ってきました!
雲よりも高い絶景!
標高3,000m級とはこの景色なのだと、感動します。
高山の花もなんと美しい…。moeさん&ぽりさんと3人で登りました。
実は乗鞍の剣ヶ峰は、途中までバスで上がることができるので、初心者の方も比較的登りやすい上に、百名山の一つである名所となっています。
私たちが登ったルートをご紹介します。
バス 乗鞍観光センター→畳平
プチホテルアルムから徒歩2分もしない近さにある、乗鞍観光センターバス停から、畳平行きの路線バスに乗りました。
後ろに見える剣ヶ峰山頂(標高3,026m)の手前の場所である、畳平(標高2,700m付近)まではこのバスで行けます。
バス券もここですぐに買えます。乗車する人が多ければ、バスの台数を増やしているので、この日は全部で4台が8時に出発しました。増発のために待機しているバスがいてくれるので、安心です。
途中の三本滝バス停
位ケ原山荘(くらいがはら)などを通過して、畳平まで行きます。
畳平に到着する手前で、長野県と岐阜県の県境を通過します。
白いのは雪です。乗鞍には万年雪が残っています。
畳平の鶴ヶ池をぐるりと囲むようにしながら、車道が通っています。
畳平に到着しました!標高2,702m。この時点で、森林限界という木々がなくなってがれ場やハイマツ帯になり高山帯の地理になっています。高山植物も豊富です。
バスを下車して、ここからさらに高い剣ヶ峰まで向かいます。
高山植物を見ながら登山
イワツメクサと鶴ヶ池
剣ヶ峰の周りに山が複数あり、剣ヶ峰までの行き方はいくつかあるのですが、私たちは富士見岳の山頂を通過して、肩の小屋を通過し、剣ヶ峰に登るルートにしました。
早速傾斜がきつく小石や岩場の斜面を登っていきます。
畳平の鶴ヶ池がだんだんと遠くなっていきます。
コマクサ
スニーカーで登れる人もいますが、結構がれ場が多いので、トレッキングシューズ・登山靴の方がすべりにくく安心だと思います。
イワギキョウかチシマギキョウ
高山植物を見ていると癒されてついつい写真を撮ってしまいます。
ヨツバシオガマかな?
バスを降りた直後、急に高いところにきて高山病になりやすい方もいるので気をつけて…。私もすべりやすい斜面で足をとられつつ、だんだん慣れていきました。
ちょっとずつ、鶴ヶ池が小さくなってきた…!でも道のりはまだまだ。
ハイマツがぐっと近くに。こういうところに雷鳥が住むのかなぁと思いながら。
ここまでくるのにはじめ息が上がってしまいましたが、ちょっとずつ呼吸は慣れてきました。
でも足はずっと頑張っています…!
ようやく、肩の小屋まで到着!
肩の小屋から剣ヶ峰までさらに登る
ここはさらに急で岩が多いので、多少手をついて登る箇所もありました。
いろんな登山客がいて、ベテランそうな人もいますが、しんどそうな人もいました。
それでも景色をみるためにひたすら歩き続ける…無心になります。
剣ヶ峰の山頂目前、売店小屋がありました。ここからはすぐそこ!
着きました〜!!!
ここまで到着できると、疲れが少し和らぐような。いや、脚は疲れ気味ではあるんですけれどね。歩いてきた甲斐があったと思えます。
山頂で神社の御守りが買えました。
1番のお気に入りは、高みを目指す頂守り(いただきまもり)です。
アルムさんがサンドイッチを作ってくださったので、みんなで食べました!
なんと美味しかったこと。
しんどい山道も、帰る元気が湧いてくるので、お昼ごはんは大事です!
帰りは肩の小屋から大雪渓まで歩く
帰りはいったん肩の小屋まで下りていきます。
登るのも急でしたが、下るにも手をついてゆっくり岩を渡っていき、気を引き締めます。
ようやく、肩の小屋まで着きました。ここでうどんや軽食やソフトクリームも食べられるようでしたが、そのまま歩いていきました。
来た道を戻るか迷い、結局別ルートにして、畳平バス停には戻らず、もう少し下の大雪渓バス停まで山道を下りていくことにしました。
大雪渓とは、万年雪が残っている箇所で、夏でもスキーヤーがいます。
山道を下りていくので、行きのルートよりも岩の間を抜けていくのですが、その分バス停までは近く、高山植物の見所が多い道でもありました。結果、人が少なく、じっくり見られて行って正解でした。
こんなにもたくさんの種類の高山植物が見られるのは、本当にタイミングが良かったなぁと思います。今まで畳平に行った日の中で、一番多くの種類を観察できた気がします。
寒暖差も大きく、夏も短いですが、それでも山の上も花の種類が多いのですね。雷鳥のひなにとっても貴重な食べ物となるようです。人間が踏み荒らさないように区分をきっちりと分けて整備されています。
最近は雷鳥にとって残念なことに、ひなが猿や猛禽類などにも襲われてしまうようで、専門家や地元の方々が協力しながら保護を試みているそうです。
ようやく大雪渓バス停まで着きました!
下りてきた道を見上げたところ。
畳平よりは少し下ですが、眺めはとても良い場所です。お手洗いもあります。
自転車で登ってきたときも、ここは一番景色が気持ちいいところでした。ただ、森林限界に入って、標高が高いので酸素濃度がやや低く、ゴール目前で特に苦しい箇所でもありました。
時間に余裕があれば、ここから位ケ原山荘などまで歩くこともできるのですが、私たちは予定のためにここからバスで下りていくことにしました。
こうして標高3,026mの百名山剣ヶ峰に登れる乗鞍岳。
みなさんもぜひヨガ・リトリート in 乗鞍と合わせて、あるいは登山目的でも、ぜひチャレンジしてみてください!