もし、あなたの大切なお金や時間を
自分自身に投資するならば、
大切にしていることはありますか?
私にとっては、「芸術に触れること」が、なにより贅沢な投資に思えます。
贅沢だというのは、
単に「お金がかかるから」という意味ではなく・・・
(もちろん鑑賞するにも体験するにも、お金はかかりますが ^^;)
長い人生で、絶対に良い経験になる!
何歳になっても、色褪せない投資になる!
と、本当に思っているからです。
実際に、今まで生きてきた中でも、芸術に触れていたことで役立ったことがたくさんありますし、今の仕事ももちろんそうです。
本物に触れる。
先日も、モネの絵を観ました。
一筆一筆を見て、
愛する妻にも子供にも先立たれ、目の病気にもかかった苦労を跳ね飛ばすほどの
情熱や魂のようなものを、肉眼で見た気がしました。
子供のころに触れたものも、大人になってから思い出すことができる。
いろんなバレエ公演や芸術雑誌や本に触れさせてくれた両親には、本当に感謝しています。
ふつうは、「ゲイジュツ」というと、
「なんか、真面目な感じで、つまらなくいし、難しいな〜」と言われることが多い。
バレエを観に行っても、劇場の椅子で気づいたらスヤスヤ気持ち良く眠っていた〜とかね(笑)。
・難しい ・疲れる ・つまらない
という印象が、圧倒的多数。
でも、本当に、本当に、愛している人もいる。
「本当は、美術館とかアート鑑賞って、うまく言えないけどすごく好き・・・」
「劇場って、特別な時間・・・!」
そういう人は、別に、高ぶりたいとか、見栄を張りたいとかの欲求ではなくて、
純粋に、好きなんですよね。
この記事を読んでくれている、あなたもそうでしょうか。
好きを大切にしましょうね!
実は、私自身こそ
「芸術鑑賞好きな自分」という面を
あまり人に出さないようにしていた思春期がありました・・・
小学校高学年とか、中学生くらいの時って、
学校の友達としゃべる話題がだいたい決まっていたんです。
「何の音楽が好き〜?」とか「芸能人だったら誰が好き〜?」とかの質問。
正直、あまり興味ない自分はいつも困っていました。
バレエダンサーの名前言ってもわからないだろうしなぁ〜、と(笑)。
それでも、友達の話題についていこうとして、 みんなが好きなポップスを聴いてみるとか、 テレビの芸能人を知っておかなくちゃ〜 と、焦っていました。今思うと、いらない努力。
「好きなもの」って、何十年生きても、人生でそう変わらない。
無理しないでいいんだと思えたら、
もっともっと、楽しく、軽やかに、生きていけるとわかりました。
さあ、あなたにとっての「本物」は・・・?
本物に触れる時間、作れていますか。
P.S.
バレエならば、
本格的な舞台公演を見ることももちろんのこと、
自分の体を使ってレッスンを体験することも、
最高〜〜にリアルな学びです。
”百聞は一見にしかず” とはよく言いますが、
100回見たとしても、1回踊ってみないとわからない感動がありますよ。