女性にとって、洋服やランジェリーを選ぶときに「自分のために選ぶ」という気持ち、レオタードも同じように思います。
大人だからこそ、自分のために、レオタードを着る。
プロを目指す子どもたちも、バレエ教室できちんとレオタードの身だしなみを整えることを教わります。
子どもたちのレオタードは、成長過程やレベルによって変わります。
大人のバレエなら、趣味の延長なのですから、自由度も上がります。
人生を豊かにするためにバレエをするのだからこそ、自分自身のために装いを選べるのはとても素敵です。
Tシャツやゆるめのズボンしか着ていなかった方は、いつかレオタードをお召しになってみてください。
先生が体のラインをチェックできるというメリットもあります。
でもなによりご自分が一番その姿を見ることになります。
恥ずかしいというお気持ちもあるかもしれませんが、その前に、着て気分が上がる感覚がする一枚を持っておくというのは、美意識が上がって優雅な気分を引き出してくれます。
人に見せるわけでもなく自分のために憧れの一着を持っておく…
そして引き出しにしまいこまずに、きちんと鏡の前で着てみる。
すると、姿勢がたるみやすかったところがしゃんとしたり、洋服を着たときにも「きちんとしよう」というモチベーションを高めることができます。
多少のボディラインの気になるところがあっても、しまい込んでしまっては体型もそのままに…。
それよりも、美意識を高める刺激を持っておくことの方が、一年後の自分がさらに美しくなっているのではと思います。
それゆえに、バレエは美しくなるためにレオタードを着るのですから…
レオタードが秘めるポテンシャルはとても大切です。