ヨガを20年以上学ぶ整形外科医が書いた、最高にわかりやすい解剖学の本
解剖学の本というと、難しいイメージがありますが、その常識を覆す本があります。
アメリカ人の整形外科医でありヨガも20年以上実践している、レイ・ロング博士が書いたこの本です。
ここがすごい
ヨガのポーズをしているときの筋肉がどんな状態か、「収縮」「ストレッチ」を色分けして図解できるようになっている点です。
画期的にわかりやすく、アメリカをはじめ各地でベストセラーになっています。
青い色ほど収縮していて、赤い色ほどストレッチされています。
こちらは本の表紙です。
下向きの犬のポーズ(Down Dog Pose)
鳩のポーズ
Amazon なか見!検索より画像を引用しています。
いかがですか。こんな風になっていたんだ!と目からウロコが落ちます。
イラストレーターとの合わせ技
クリス・マシボーさんというデジタルコンテンツを中心としたイラストレーターとタッグを組んでこの本が生まれたそうです。
医学知識とイラストレーションの組み合わせ、素晴らしいコラボレーションです。
日本へ来日することも
レイ・ロング博士は何度か来日してアンダー・ザ・ライトなどで講習会をされていて、私も過去に参加しました。
講義の中で、ヨガのポーズのCGイラストを使いながら説明してくれました。
(来日できなかったクリスさんは、アメリカから遠隔チャットでイラストのデモンストレーションを手伝っていました。)
CGだからこそできることですが、ポーズをぐるぐる回転させてあらゆる方向から見せてくれて、本よりもダイナミックで、わかりやすかったです。先生の人柄も魅力的でした。
(講習会の様子は別途書こうと思います。)
レイ・ロング博士の日本語翻訳されている本はこちらです。目的に応じて選んでみてください。
『図解YOGAアナトミー:筋骨格編 - 医師が教えるヨガの機能解剖学』
全身の筋骨格、主要な関節の構造などを学ぶのに適しています。
『図解YOGAアナトミー:アーサナ編 - 医師が教えるヨガの機能解剖学』
ヨガのポーズをしているときの筋肉収縮・ストレッチが色分けされています。
『図解YOGAアナトミー:実践編 アームバランスと逆転 - 医師が教えるヨガの機能解剖学』
より上級向けのポーズ(アームバランス・逆転など)を中心に紹介されています。
サイト「BANDHA YOGA」では、無料で読める解剖学的視点の記事もいくつか公開されています。
レイ・ロング博士のプロフィール