バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

歴史と伝統がおしえてくれる、人の手のぬくもりと日本の美 ー京都のワークショップへの想い

関東生まれの私が、京都でのワークショップを開催することになったきっかけ。

京都での外国人向けツアーガイドを中心に旅行プランナーとして活動されている、Kyoto Travel Agency の琴浦恵理さんとコラボして生まれた企画がきっかけでした。

琴浦さんとは、ヨガ仲間なので、ヨガを愛する気持ちを深く分かち合える大事な友人です。
そして、日本古来の伝統のもつ素晴らしさに、現代人として原点回帰したいという気持ちも、お互い持ち合わせていました。

そこで、京都という土地で、現代人の生活を見直すワークショップを企画するのにぴったりではないかということになったのです。

もともと、私は3歳からクラシックバレエを続けてきまして、どちらかというと、芸術は西洋のものの方が好きでした。

でも、大人になるにつれて、茶道・歌舞伎・禅などといった日本の文化の奥深さにも心惹かれるようになりました。

日本人は、バレエの世界でもかなり器用で繊細なダンサーが多い国でもあり、それはきっと、日本人のDNAの中に、独特の美意識・心の清らかさ・所作の美しさなどがいきているのだろうなと感じます。
工芸品などを見ると、日本の職人魂の美しさにほれぼれしてしまいます。

日本人としてこの時代に生まれたからには、なにか意味があるかもしれない。もし、意味がなかったとしても、日本人であることに誇りを持てるような、美しい日本の姿をもっと自分自身から理解したいとも思っています。

世の中には、日本社会の不安さ・先行き不透明な見方を照らすニュースも数多く日々流れていますが…

この土地に生まれ住む人間として、

日本の古来から残る美しい部分をもっと知っておきたい。

現代に生きている伝統は、古来の人々が残してくれたものでもあるので、本当に価値あるものを失うことなく、自分の手からも子どもたちへ残したい、とも思います。

バレエは、ヨーロッパの宮廷舞踊から生まれたもの。

西洋的な優雅さ、エレガンス、そういったものが心に潤いを与えてくれます。

一方で、日本古来の歌舞伎でも、西洋とはまた違った、細やかで、しとやかな、典雅の風格があります。 日本人が古くから美意識を内に育ててきた結晶なのだと思います。

現代では、遠く離れた土地同士の文化が、たやすく交流できる時代になりました。

だからこそ、どちらの価値観もすばらしいものであることを理解し、お互いに尊重し合うことで、より新たな価値が生まれていくべき時代なのだとも思います。

日本人として古来からDNAに受け継いでいる、日本らしい心の清らかさ・美意識。
そういったものに、バレエヨガインストラクターとして、現代に活きる形として、光を照らしていきたい・・・と想いをはせています。

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