大自然のなかで、リフレッシュしようと思っても「なかなか一人ではできない・・・」という現実が意外に多いものです。
昨年の乗鞍ヨガでは、地元の方々にもご参加いただきました。
もともと、自然と触れ合うことを日常にされているので、”果たして興味を持たれるかな〜?”と、も思っていましたが・・・
いざ始まると、そんな気持ちはどこへやら消えて、人と人とが一緒に時間を過ごし、想いが通じあえば、まったく関係ありませんでした。
「地元に住んでてもできないよね」
「一人じゃ恥ずかしいから」
「仕事が落ち着かないと、空き時間がない」
「せっかくここに住んでるのにもったいないな」
こうした心の声を聞いて、はっとしました。
地元の方々は乗鞍高原が大好きな人がほとんどで、都心よりもリフレッシュしやすい環境なのかな〜と勝手に思っていましたが、
環境がどんな場所であろうと、心穏やかさは自分で確保する姿勢
が本質なのであって
毎日、自然のなかで過ごしていても、状況によっては
たとえ自然のなかでも忙殺されてしまう
という心の声が聞こえてきました。
昨今は、いわゆるビジネスマンの時間管理術であったり、心のセルフケアというものが会社員にとっては当然のように課題と言われています。
でも、たとえば農業をされていたり、他の産業に従事する方々でも、自分の時間を思うように持てなかったり、息抜きが難しいのは同じだという話を、別の機会で聞いたことがあります。
たとえ会社員でなくとも、どんな立場でおられる方であっても、自分の生活の中で、リフレッシュする時間を管理する気持ちを持つことは、今の時代に求められている共通の姿勢なのかなという気がしています。
ヨガ・リトリートの機会をつくることで、同じ想いを持った人たちが一緒に集まることができ、
「この指とーまれ!」は、私にもできることだと気づかされました。
想いが通じ合う人と、時間と機会を共有する喜びは、味わった人にしか生まれないものです。
「みんなで純粋に自然の中で楽しもう!」という場をつくることの"本当の意味"が見えてくる気がしました。