あけましておめでとうございます!
三が日はあっという間ですね。お正月はいかがでしたか?
今日は東京国際フォーラムで行われた、ウクライナのキエフバレエ団の来日公演を観て来ました。
お正月の新春特別プログラムということで、パキータ、白鳥の湖第二幕、眠れる森の美女第三幕、のガラでした。
バレエ初心者の方でも有名なシーンばかりなので親しみやすい公演でした。
プログラムも写真いっぱいで豪華です。
客席はほぼ満席、普通の公演よりもファミリーで観に来ている方々が多かったように思います。
パキータは私も個人的に好きな演目ですが、なかなか最近はプロのカンパニーで上演されることが少ないように思っていたので楽しみでした。
エトワール(主役)はイリーナ・ペレンさん。立っているだけで、優雅さとやさしさがにじみ出るようなプリマ。ペアを組んだレオニード・サラファーノフさんは、脚のバネはもちろんのこと、パキータらしい上半身をしなやかに使うポーズが決まっていました。
パキータは男女の恋物語なのですが、全幕で踊ることは稀で、見せ場の多い場面で個人の踊りが多いところを取り上げることが多い作品。
今回ではヴァリエーションのなかなか観る機会の少ない曲もロシアバレエのスタイルで観ることができて満足でした。
白鳥の湖の第二幕は、見事に揃ったコールドバレエと、主役のパドドゥが観られました。白鳥の湖にも、様々な国のスタイルで違いがありますが、個人的にロシアスタイルの白鳥が好きなので良かったです。オデットのカテリーナ・カザチェンコさんがとても麗しかったです。全幕で観たくなりました。
眠れる森の美女の第三幕は、ガラ公演のトリともあって、結婚式という豪華絢爛な場がぴったり。初心者の方も入り込みやすかったのではないかと思います。エレーナ・フィリピエワさんのオーロラ姫は、さすがキリリと冴え渡っていました。オデットを踊っていたカテリーナさんがリラの精を演じていてこちらもしなやかな手脚が美しかったです。フロリナ王女も姫君にふさわしいほど輝いていました。主役としてはオーロラ姫ですが、フロリナ王女はそれに準ずるくらい存在感ある役柄。ぴったりでした。
音楽は生演奏なので、それぞれの作品の存在感をより感じます。デジタルで聴き慣れていても、重厚な音の層を聞くたびに、新しい発見があります。
ひとくちにバレエ音楽といえど、個性はいろいろ。
ハープの繊細な曲、弦の雄弁に奏でる曲、ドラム音の迫力に包まれる曲、など。
キエフバレエの来日公演は、今日から始まり、来週まで続くようです。
どうやら、キエフバレエのDVDは今のところ販売が無いそう。鑑賞するには良いチャンスですね!
みなさんも観に行ってみては(^^)
http://www.koransha.com/ballet/kiev2017/
ダンサー・オーケストラのみなさん、頑張ってください!