バレエのパッセ(ルティレ)で「ぴたっと止まれない…!」というお悩みはありませんか?
ポーズで止まったり、回転したり、いろんなときにパッセが出てきますよね。
そういったときにおすすめなのが、パッセ(ルティレ)の形で1周立ちながら回る練習方法です。
私のレッスンでも、なかなかつま先がひざにつけられない方がいましたが、これで練習してかなりバランスが改善していましたので、みなさんもやってみましょう!
- アテールでパッセの土台を鍛える
- 初心者は足の裏をつけてもいいから片足の軸を鍛えよう
- レベル1:足の裏をつけて手を腰に当てて1周する
- レベル2:パッセで手はアンナバンにする
- ピルエットの回転に必要なバランス力をつける
アテールでパッセの土台を鍛える
バレエでは、つま先立ち(ルルベ)をして、パッセ(ルティレ)のポーズを作ることが多いですよね。
でも、これは体の総合的な筋力が整っていないと、すぐにバランスが取れるものではありません。
ひざを持ち上げる力
太ももを横に保つ力
脇腹が倒れないように支える力
パッセのつま先を伸ばす力
背すじを伸ばしておへそを凹ませる力
そこで、ルルベでパッセをする前に、アテールの状態でどれだけバランスをとれるか?が初心者にとっては大事なチェックポイントです。
初心者は足の裏をつけてもいいから片足の軸を鍛えよう
パッセという形は、それ自体がとても難しいポーズですね。パッセでバランスがとれないとき、鍛えたくてもグラグラして練習になりませんよね。(泣)
そういうときは、わざと足の裏をつけて、バランスを取る練習をしながら、太ももと体幹を鍛えるのもおすすめです。
一緒にやってみましょう!
レベル1:足の裏をつけて手を腰に当てて1周する
足の裏を太ももにつけて立ちます。手は腰にあてましょう。
ヨガの木のポーズに似ていますよね。↓
そこから、
かかとをずらしながら向きを変えて、10回くらいにわけて360度1周してみましょう。
ボディが倒れないように気をつけて。
はじめと同じ形に戻ってこられましたか?
これだけでもずいぶんと体幹・おしり・太ももの筋力強化になりますね。ボディのコアとなる体幹を鍛えたい人にもオススメです。
最後まで、足を降ろさないでボディもまっすぐにキープしたまま練習できるようにがんばってみましょう!
レベル2:パッセで手はアンナバンにする
木のポーズでできるようになったら、今度はバレエのパッセの形でやりましょう。
つま先はひざのお皿の上につけていますが、かかとはしっかりと浮いています。
そこから、回りましょう!
真後ろもしっかりとキープして。
最後まで脇腹と脇の下を支えて。
戻ってこられたら、お帰りなさい!!
いかがでしたか?
ピルエットの回転に必要なバランス力をつける
ほんの一瞬しか止まれないという初心者の方も多いと思います。
そういった方は、レベル1で紹介したように、アテール(かかとが床についている状態)でしっかりと体幹をキープする練習をしてみましょう!
こうしてキープする力が、ピルエットなどで必要なバランスの土台づくりになっていきますよ。
パッセ(ルティレ)の形の基本は、こちらの記事も復習してみてくださいね。