バレエヨガインストラクター三科絵理のブログ

バレエヨガインストラクター三科絵理

緊張は、経験値をかけ算する

プライベートコースでは、初心者からソロの演目を個人レッスンで仕上げていき、一人でも覚えられるように慣らしていきます。

この段階が、コースの中では一番緊張する場面です。^_^

勿論はじめから自分で覚えるのは難しいので、私も隣で一緒について動きます。

でも、いつまでも一緒に動いてしまうと、できるようにならなくなってしまうので、無理ない状態で、だんだん一人で練習していきます。

その一番最初は、みんな緊張します。本当に(笑)。

一人でパフォーマンスを見せる経験が無い人もいますし、ましてやバレエをイチから習ってすぐに一人で踊れるようになる人はそうそういないわけです。

緊張するのは、当然です^ ^

でも、間違えたっていいのです。発表会の舞台ではありませんし、お客さんがいるわけではありません。誰にも迷惑はかかりませんね。

バレエ人生において、緊張する場面というのは、経験値を何倍にも引き出してくれる大切な時間です。

発表会に出たことがあれば、そういう経験があるかもしれませんが、ソロでもないと一人になることはありません。

経験したいと思ったとしても、なかなかできるものではないからこそ、私のレッスンの中でも一皮むけるように、その機会を大切にしています。

ぜひ、想像してみてください。

鏡に映るのは自分だけ。

お手本の動きもなし。

指示の声もかからない…

でも、音楽はかかって流れていく。

そんな状況で、踊れるかしら?と。

「そんなこと想像もつきません」というような方々がプライベートコースにいらっしゃいます。

でも、みなさん、できるようになっていきます!!

これって、本当に、凄いことです。

一人で初めて踊った日には、緊張しない方がおかしいくらい、喉がカラカラになるまで緊張するものです。(笑)

私もたくさん経験してきたので、気持ちは痛いほどわかります。

ただ…、だからこそなんですが、

ここでは、個人レッスンなので、思い切り、挑戦してほしいと思っています。

わからないところは、遠慮なく聞いてください。

音を外してしまってもいいから、まずは自分にできる最大限をやってみてください。

終わったあと、すごくヘトヘトになるかもしれませんが(体というよりは気持ちが)、あとで「やってよかった」と達成感が必ずやってきます。

そして、数ヶ月や一年や経つ頃に、「あの緊張してやったことが変化させてくれた」と思える日がやってきます。

細かいテクニックうんぬんの前に、自分で考え動けることが、本当に大切なのです。

その上で、間違えていることがあったら直せばいいのです。

誰かの見よう見まねで動いているときは、自分で理解しているように見えて、実は他人の理解を借りてしまっている状態なので、できるだけ早く脱していきましょう。

みなさんのなかにも、《独り立ちしないといけないけれど、ドキドキしてしまう局面》におられる方がいらっしゃいましたら。

私のレッスン受講生さんたちと同じように、えいやっ!!と一歩踏み出してみてくださいね。

この冬も、一皮も二皮も?むいて(笑)、新しい自分を切り拓いていきましょうね!