今日は複数レッスンがありましたが、とある方は個人レッスンの最終回となりました。
詳細は控えますが、とあるバレエの舞台に向けて、課題の曲があり、何度も何度も振付を練習しました。
なぜできないのか?
何をどうすればいいのか?
数えきれないほど、たくさんのことを細かく最後まで修正し続けました。
向上心と真摯さのある方でおられたので、その姿勢を受け止め、私もいつも以上に厳しい基準で指摘し続けて、ご本人が少しでも理解して自信を持って踊っていただけるように、二人で向き合いました。
まるで青春。
本番の日は決まっているので、課題をクリアしないといけない期日が決まっています。
それに向けてスケジュールを立てて、全回を濃密に仕上げていきました。
最終回の今日も、まだ消化するにはいっぱいいっぱいのこともたくさんありました。でも、あきらめず、できる限りの修正をしていきました。すべてはご本人の真面目な姿勢あってこそです。
「本番も、何があっても、笑顔で迎えられますように。」
祈るような気持ちで、私からの熱い情熱も込める想いで、お帰りを見送りました。
初めてお会いしたのは昨年の初めでしたが、お忙しい時期が入っていらしたので、ほぼ一年ぶりに再会してから、数ヶ月集中的にレッスンを続けました。
一年経っても、ずっと私のことを覚えてくださっていたのは、とてもうれしかったです。
ご本人が課題に思っていたことを私からご指摘することも多かったようで、「そういうことだったんですね!」「目からウロコでした」ということが多々ありました。
本番を観に行くことはできませんが、舞台でイキイキと踊る姿が目に浮かびます。(一緒に頑張った生徒さんを袖から見ると胸がギュッと熱くなるものです…)
こうしてサポートさせていただくことができるのは、光栄なことであり、少しでも自信を持って舞台に立てる大人バレリーナが増えていったらと願っています。