思い返せば妊娠する前に、どこかで「妊娠中は具合が悪くなっても薬を飲めない」と聞いたことがありました。
でも実際に妊娠してから「薬を飲めないということは…風邪ひいたらどうするの?」と心配がよぎるようになったことがありました。
実際に妊娠後期に差しかかった頃に風邪を引き、自然におさまるか様子を見ていましたが、咳だけが強く残ってしまいました。
あまりにも長引くとその先が心配になり、まず産婦人科に電話をして問い合わせました。風邪や感染症を疑うような症状があるときは、通院せずに電話相談するようになっていたからです。
そのとき家の近くの内科で妊娠中であることを伝えて受診してくださいと言われました。
幸いにもスムーズに診察を受けて咳止めの薬を処方してもらい、二、三日で治りました。
咳を繰り返して肋間神経痛になっていたので、咳が止まってとても助かりました。
お腹の膨らみがピークになっていく時期に胃の高さまで赤ちゃんの足が届くようになり、みぞおちもパンパンにふくらみ、左右の肋骨の下方がお腹方向に強く引っ張られていました。そこに追い打ちをかけるように、咳やくしゃみをすると、激痛が走ります。
妊娠中に風邪を引いてしまったときは、我慢しすぎないで受診して対処するのがいいと思いました。
また、花粉症もやってきました。まさに臨月の今ですが、アレルギーで目が痒い・肌がかゆくなる・鼻炎が出るという症状を感じ始めました。産婦人科の妊婦健診の時に早めに相談したところ、その場で処方箋を出してくださり、飲み薬・点鼻薬・目薬をもらいました。花粉症もくしゃみが出るとお腹も激痛が走ってしまうので、早めに対処してふつうに過ごせており、安心しています。
定期的な妊婦健診に行っていても、その間に1か月や2週間など間があいてしまうので、そのうちに何か気になることがあっても、すぐに医師に相談しにくいなぁと思うことはよくあります。
私のかかっている産婦人科は予約制なので、予約していないのに困った時はどうすればいいんだろう?とも思っていました。
お産の始まるような急なタイミングでなくても、ちょっと気になる時は受付に電話すれば、必要ならば診察に入れてもらったり、風邪ならば内科を案内されたように相談していいんだと安心感がありました。
産婦人科の病院によってこうした細かい対応は多少違うのでしょうが、こうしたケースはよくあることです。
そしてたいていの病院では的確にやさしく対応してくださるのではないでしょうか。
長い妊娠生活の間、初めての妊婦さんにとっては遠慮したり我慢してしまうこともあったりすると思うので、不安なことは恥ずかしいと思わずに、思い切って相談してみたほうがいいと実感しました。