妊娠8ヶ月になると安定期とも呼ばれる中期が終わり、後期になります。
医学用語ではない「安定期」ですが、そんな安定期が終わるとはどういうことなんだろう?と、はじめは不思議でした。
実際に8ヶ月になると、赤ちゃんが1000gを超え始め、羊水の量も増えて、胎動もどんどん大きくなっていきました。
しばらく体調は落ち着いていたかと思いきや、季節の変わり目もあったのかと思いますが、急に免疫力と抵抗力が弱くなったような感覚がありました。
同じ運動量でも疲れやすくなり、唾液が少なくなって口内が乾きやすくなりました。体温調節もデリケートになりました。睡眠もなかなかまとまって取れず、二、三時間に一度目を覚ますのがほぼ毎日でした。
それから風邪をひいてしまいました。様子をみていましたが、治りが長引いて肋間神経痛になってしまったので、内科で妊婦ものめる薬を処方してもらい、その後はすぐに治りました。体力は落ちてしまったので、回復するまで無理しないように気をつけて過ごしました。
妊娠中は唾液の分泌が減ることもあるようですし、感染症にも人一倍気をつけなくてはいけない期間だなと実感しました。
そこで加湿器を新しく買い、その後は調子を整えやすくなりました。ただやはり夜中に喉が渇いて目が覚めたり、冬なのに暑くて目が覚めたり、寝つきが悪いこともまだありました。
やがて9ヶ月、臨月となり、お腹は2000g超えるようになりました。
恥骨と股関節に重みがかかって歩くのに脚が前に出にくくなったり、胎動が大きくてお腹がグニョグニョ動いて歩きにくい日もありました。
ただ、9ヶ月の時の方が私の場合はお腹のふくらみの位置が高く赤ちゃんが泳いでいる感覚が強かったのとそれに合わせて骨盤がさらにゆるんで、重心が取りにくかったです。
臨月に入ってから重心がまとまってやや下に入ってくると、骨盤と股関節のゆるみが落ち着き始めました。羊水も産前に備えて量が減ってくるようなので、赤ちゃんは狭くなってきますが、私は動きやすくなった感はありました。もちろん赤ちゃんの重さは2500g以上になっているので、実際は重くなってくるはずなのですが、ホルモンバランスや関節の状況などいろんな要素が関係しているのだと感じます。
これらは個人差が大きいと思うので、あくまで私の体験談です。
出産直前にむけてはこれからやってくるので、また振り返ることができたらそのときいつか書きます。
次の記事は「妊娠中の心配をかき消す楽しみを見つけるには」です。